2010UJ08月号SBR感想 『#61 LESSON5②』

| 2010.09.27 (Mon) 9:00 PM | [SBR感想] | ←前■TOP■次→ |
DON’T LOOK BACK.

 

前号まで
伝説の「騎兵の回転」を放つも、偶然鉄球が次元の隙間上を通過したため不完全に終わり、大統領の反撃に沈んだジャイロ。ジャイロの残した言葉からヒントを得たジョニィは、「完全なる回転」に到達できたのか…!?

表紙

引き続きワインディングロードが続くアメリカの大地を往くジャイロとジョニィ。そこへDON'T LOOK BACK.のアオリ。二人が歩んだ道のりは確かなもの。振り返らず、前を。泣ける。というか、込み上げるものがある。



本編

この地点へ到達できた事に対する、ジャイロへの謝辞。「ありがとう」と何度も口にするジョニィ。二人で乗り越えた長い長い道程の果てに辿り着いた境地ゆえに感慨もひとしおな場面ではありますが、「馬がやられると思うから最初の頃を思い出して馬に蹴り上げられてるといいよ、一応当時を連想しやすいLESSON5というワードと遠回りっていうヒント出しとくわ」というジャイロのとてもとてもありがたいアドバイスの元に、左手欠損、落馬負傷のボロボロの状態で馬に蹴り上げられたところなう、というのが実際のところだったり。しかも滞空時間伸ばす必要があるから(騎兵回転で撃てるのはおそらく滞空中のみ)、全力蹴りで。「み…見ろ…やはりよ………き…きく……………」とか言う余裕はあったのかどうなのか、いや、この滞空時間中に一連の謝辞を述べているくらいだから余裕に決まってましたね。一発こっきりの爪弾を、全身強打してその対空中に狙いをつけて黄金回転かけて撃たなきゃいけないというのに、このジョニィ余裕である。というよりは、自信ですか。真の騎兵の回転が、どこへ逃げようと確実に大統領に届くという確固たる自信が感じられる。

斯くして放たれた渾身の爪弾。光の中へすぐ避難しろッたらしろこのD4C!とばかりに即決回避行動を取る大統領。「先に撃たせてやる」とか言っといてこのザマですよ。だけどその判断は正しかった。
爪弾は光の壁に遮られたものの、衝撃波エネルギーは壁の向こうに影響し、大統領に裂傷を負わせるほどだったという…。しかし、届いたのは余波だけで肝心の主砲はやっぱり防御されてしまったんじゃあないか、という感じですが、壁の向こうを見るとそこにはへばり付いてこっちを凝視する人影が…。マジキモイこっち見んな!



即座に通報するレベル


じっと見てるだけでも気味悪いのに、あろうことか光のカーテンをこじ開けてこようとするタスクACT4。ジャイロのときは不完全ゆえ引っかかってしまいそのためにスキマから入り込もうとする描写なのかと思ってたけど、完全版でも同様で、パワーアップしたのはこじ開ける力だったという。簾みたいなデザインと何か関係があるのかないのか。まあないと思いますが、「チュミミィイイン」という口調だけ初期のまま、それがカワイコぶってる気がして(デザインもろ変わってしまってるのに)、それが尚更恐怖を煽ってる気がしました。これは大統領、恐怖に慄くしかないな。。。



おじいちゃん、恐怖に震えるの巻


光の中からさらに奥へ、異なる次元へ避難しようとした大統領、それは正しい判断のはずだったんですが、狭いからかびっくりしてたせいなのか挟むものがないからなのかよく分からないけどわりとチンタラしてて(たぶん挟まるために上着を脱いでたせい)、そのせいでタスクACT4の猛攻撃を喰らうハメに。その猛攻撃というのがまさかの




オラオララッシュ!




しかも結構しつこい!!


ごはんはッ! さっき食べたでしょうッ!! いい加減にしてくださいおじいちゃんッ!


さっきまで「チュミミィイイン」とかキモカワイク言ってたくせに、やっぱりネコかぶってやがったかこのACT4。それにしても老人虐待にも程がある。顔面にクリーンヒットさせた上に地面めり込むほど連打を叩き込むACT4マジ鬼畜。

しかし安心し給え。我らが大統領はコートと地面の挟まってスデに隣の世界へ移動していたのだよふふふ。だけども移動座標軸が地中だったせいで隣の世界でも地中スタートというハメに。ふと思ったのだけど、連続で平行世界移動することはできないのだろうか。若しくは選択するとか。どこかには地中でない世界もあるとおもうのだけどな。
ともあれ新世界での本体を見つけたD4C。どうも、平行世界でも本体はほとんど同じ場所にいるみたいですね。それとも、そういう世界を選択してるとかかもしれない。新たな本体を見つけたD4Cの抜け殻よろしく、年老いた大統領本体はそのまま土葬に。ブスブスと消滅してるのは何故なんだろう? 謎といえば、この移動先の世界でも大統領とジョニィが対峙していたようなのだけど、ジョニィにスタンドが発現してるんですよね。基本世界では遺体の影響で発現したと思うのだけど、こちらは別の理由でということなんでしょうかね。さらに言えば、どうも戦闘中だったようでジョニィの右肢がブッ飛んでるんですね。こちらの世界の大統領にはD4Cがいなかったはずなのだけど、タスク持ってるジョニィ相手にどんな戦いをしていたのか気になるところ。D4Cって次元移動能力が基本世界のD4Cなだけで、それ以外の力を持ったスタンド(D4C)は基本装備してるっていう設定なのかな。おまけで言うと、D4Cの左腕がいつの間にかブッ飛んでいるのも謎だった。真の騎兵回転爪弾の余波でブッ飛んでしまったんだろうか。その前か…覚えてない。。。

D4Cと同化し理解した大統領は、次元の壁を超えたジョニィを確実に処理するため、再度戻って始末しようと意気揚々。コートを羽織って戻ろうとしたところ、何かがおかしい。そんな気がした。


わ、わたしの足が、向いてはいけない方向に…


あっ、これフィギュ再現ムリっす。可動域超えてるっす! そしてハイウェイ・スターのように輪切りになったD4C。いっしゅん、寄生獣かと思った。かと思えば反転して元来た穴の方向へダッシュ&ダイブ! D4Cはこんらんしている! そんな感じ。スタンドの無軌道行動とか本体側困りすぎる。しかしてこの現象はいったい何なのか。大統領の体験談によりますと、細胞のひとつひとつが回転して行動する方向が変わってしまうそうです。戻る先が地中でなければそんなに気にすることもなかったと思うのだけど、スタート地点が地中なので事態はかなり深刻。何とかしないといつまでたっても窒息地獄。土中という状況(挟まっている)を活かして平行世界へすかさず移動してもD4Cにかかった後遺症はとれないまま。この「効果」自体がD4Cに影響しているので平行世界へ移動しようともその効果も付いてきてしまうようです。この効果はいったいいつまで、どこまで続くのか。術中にハマったD4Cはどうなるのかってところで、TO BE CONTINUED…






タスクACT4の能力効果

まだ何もわかってないので想像&推測するしかないのですが、タイプとしてはディアボロが喰らったゴールドエクスペリエンス・レクイエムの能力に近い気がしますねー。あれは「結果はあるけれどそこに到達することはできない」という無限地獄でした。今回のD4Cは結果があるのとは違います。よく見ると、「何かしよう」としたら戻っているように見えます。前進しようとすると戻される、そんな風にぼくは見えますね。これは、前に進もうとする意思の方向を逆に変えてしまっているのではないかと推測します。じゃあ元やったことと同じように行動すればいいのかという話でもなく、「打開しようと考え、行動する事」自体が前向きなので、何かしようとしたら行動が巻き戻る、というニュアンスです。これは、敵も味方も全て前向きに生きているジョジョ世界の住人にとっては致命的なのではなかろうか。こういう、生きる意志を挫く攻撃(希望を奪うとか)って大抵敵の大ボスとかが使ってくるもんだけど、ジョジョでは味方が使うのなー。先に挙げたディアボロだけでなく、カーズ様とかもこれに近いし、デッドマンズQ見ると吉良もそうなんだろう。吉良はそこでもそれなりに楽しんでいるようだけど。

出典) 『STEEL BALL RUN』 荒木飛呂彦/ウルトラジャンプ・集英社

ブラボー…おお…ブラボー! 最初ブラボタンにしようと思ったけど、なんかやらしいからやめたんだぜ

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コメント

諦めたら、そこで試合終了だよ。

と言う感じで自分で自分の幕引きが出来る辺りは、G・E・Rよりかは親切設計と言った所でしょうか。
奇しくもルーシーの涙のカッターの様な状態になっている訳ですが。

取り敢えず、今回の話で騎兵の回転の全貌が明らかになった訳ですけど、全身の細胞が半永久的に回転する、と言うのであれば、前にジャイロが投げた騎兵の回転の時も、描写こそされなかったものの、大統領の細胞は回転していたと言う事ですかね。

で、ジョニィみたいに完璧な回転であれば軌道に乗って永久に回るけど、ジャイロの時は不完全だったから、細胞に負荷が掛かって死滅してしまった?
この辺は感覚では何となく理解出来るものの、言葉にするのは難しいですね。