D4Cについて、えげつない感じになるように考察してみた

| 2009.01.13 (Tue) 3:52 AM | [SBR感想] | ←前■TOP■次→ |
みなさまこんにちは。
2009年を迎えて如何ですか、黒鈴です。
日記にも書きましたように、今年は神に逆らいます。いや、それだと語弊があるか。おみくじに反逆します。あんな未来を、受け入れてなるものかよ。そんな波動の収束は許さない!

 

※以下、大統領の能力についてネタバレ要素が出てきます。コミックス派の方は御控なすって!


というわけでも何もないんですが、大統領の能力を量子力学の理論をベースに考察してみます。。最初に断っておきますが、ぼくは理系でもなんでもなく、物理なんてーモノは高校以下のレベルです。選択してたの、化学と生物だし。10年以上前だし。大学は地理学科だし。そんな人の戯言です。じゃあいくぜオラァ!


『Dirty deeds done dirt cheap』

さて、ファニー大統領のスタンド能力『Dirty deeds done dirt cheap』。その内容は「同じ場所に隣の世界を同時に存在させられる」能力。言葉だけ聞いても(゚Д゚)ポカーン、絵で見ても(゚Д゚)ポカーン だったわけですが、何か引っかかるモノがありました。それが、「キッカケが「観測」に起因するケースが多いな」という事でした。自身を観測して確定するDioのダメージ。ジョニィ銃撃を観測した3人。それにパラレルワールドという単語を乗せるととある思考実験の事が。あれ、これってシュレーディンガーの猫ってヤツじゃね???


で、そのシュレーディンガーの猫ですが、ぼくがせつめいするとざんねんなことになるけどちょっと頑張ってやってみる。


ぬこがいるよ!(・∀・)

不意打ちでタバコを嗅がせ、リトルフィートで中が見えない匣に入れました。

ぬこのウンチョスはクサいのでパープルヘイズのカプセル装置つけたぜ!ざまぁwww

スイッチは電子。詳しい話ははしょる。問題は電子が当たるかどうか。

電子が当たるかどうか(どこにいるか)は確率。(不確定性)

A地点飛んでるかも。B地点かも。
この二つのどちらの「確率」も、等しく同時に存在してるということ。

A地点にいる電子も、B地点にいる電子も同時に在るという事に。(存在の重ね合わせ)

Aではカプセル割れなかったけど、Bではウバシャアされてしまったよ。
だけど、これらの顛末もまた同時に在る事になるよね。

結果。「生きてるぬこ」と「死んだぬこ」は同時に重なり合って存在してるよね。

観測者が観測するまで。

これが、シュレーディンガーの猫。たぶん。
案の定ざんねんなことになったけど気にしな…い…よ。ここから先は解釈が二派に分かれるのだけどそのうち片方には続きがあって、その続きというのが、


「生きてるぬこを見る観測者」と「死んだぬこを見る観測者」もまた二人いるよね!

これが、「エヴェレットの多世界解釈」
重ね合わせの範囲を観測者まで広げたのがこの解釈で、つまりはパラレルワールド。もう一つの一派は、観測をした時点で収束される、というもので、要するに見るまでは重なってるけど見つけた時点でひとつになるって事だと思う。だけど、「エヴェレットの多世界解釈」の方は、観測してもひとつに収束されるような事はなく、観測者もその結果も含めて重ね合わせは持続している、という解釈なわけです。そんな事言ったらどれがホントかわかんねえじゃねえか、ってなるけど、つまりはそういう事でシュレーディンガー方程式上では何の矛盾もなく存在する事になっとります。宇宙まで。ホントの世界なんてないの。ホントの電子が無いように。ひっくるめて1つの電子。ひっくるめて世界。

そういうわけで宇宙は無数に存在します。この異なる宇宙間はそれぞれで矛盾はないのだけど、相互間では当然のことながら互換性はなく情報のやりとりは不可能。全体として重ね合わせは存在するけど、それぞれ線形に独立しているので干渉はありえません。


で、ここで大統領ですよ。何が言いたいか分かってきた?


「同じ場所に隣の世界を同時に存在させられる」


「同時」という言い回しが時間軸を意識させるイメージだったので最初はピンとこなかったのですが、これは「同時に観測させられる」という意味ではないでしょうか。シュレーディンガーの猫を引きあいに出すと、「生きているぬこ」と「死んでいるぬこ」を同時に観測させる、みたいな事になりますかね。量子力学どころか物理学を根底から覆してます。大統領自身も情報の共有か同期を行えるようなので、マジでブッ飛んでるという事になります。スタンド能力は超能力とはいえ、なんていうかこれは新理論の世界。情報統合思念体レベルです。

その結果が、あの「重なり合った」ジョニィ銃撃シーンであり、目撃例が分かれた原因なのです。同時なのに目撃例が分かれるのはおかしいじゃあないか、と思う人もいるかもしれませんが、分岐の元となった観測者が「双子の子供」「ガキたち」「画家のじじい」だったと考えてください。この3世界が同時に観測されてたのです。それぞれに整合性を持って。だからその世界の中の観測者にはそれぞれにつじつまの合った目撃があるのです。そして、この3世界を同時に認識し「観測」していたのが大統領。つまり、『複数の可能性にまたがる存在』なのです。これが、「D4C」の能力なのではないでしょうか。

「D4C」の能力は、簡単に言ってしまえば「並行世界を認識し、そこを自由に行き来できる能力」。しかしそれは「複数の可能性にまたがる存在になる」という万物を主観できる立場に立つという事であり、それは大統領風に言うならば、「ナプキンを取れる者」。この場合、「ナプキン」は「選択される世界」になります。何者も大統領の選択したナプキン(世界)に従わざるを得ない。
現時点で大統領はナプキンを取れる存在であり、その能力を持っています。だけど、遺体を欲している。それは万人の尊敬を受けるために、何か明確な、万人が認める、揺るぎないものが必要なんですね。ナプキンを取れる力を持ってても、それが自分自身にしかわからないんだからそりゃそうかも。でも、この理屈だと遺体を手に入れる理由が、力を手に入れるためじゃなく周りに知らしめるための象徴のためだけになってしまうのはインパクトに欠けますね。ただ、万人に通用する三つ葉葵の印籠が欲しいという事になる。うん、まあ、確かにシンボルというか証明は大事だけども!
しかし、シンボルだけってわけでもないでしょうから、きっと能力も進化するんでしょうねー。どうなるんだろう。もしここでの理論がコペンハーゲン解釈(観測する事で波動の収束が起こる解釈)だとするなら、任意の世界の選択ができるようになったりするんじゃないかな。それ、なんてハルヒ?な世界だけど。いやー、ホント最近のラノベやら漫画は難しいっすね(´・ω・`)
しかしこれ、無限への扉となっている黄金回転がカチ合ってきそうな展開になってきたともいえなくもない??



以上、量子力学をヒントにした大統領の能力考察終わり。なんで量子力学って思うかもだけど、以前KINGで掲載された康芳夫さんとの対談記事でも「超ひも理論」とか出してきてるから、全然あり得るんじゃないかな。そこで荒木先生は、「理論物理学者が『無限』について答えを出せていないのと同じように、漫画で謎を解明できるかは分かりませんが、それでも『スタンド』は描き続けられると思えるようになりました。」とも仰ってますし。
それにしても、そんな「重ね合わせの世界」などというものを絵で描く荒木先生がスゴ過ぎると思いました。レクイエムでは物事が発生前に戻っていく様とか描いているし、チャレンジャー過ぎる!


ガラリと話変わりますが、そういえばUJにも巻末コメントが搭載されました。荒木先生のコメントは以下のとおり。

「コメント、本当久しぶりでマジ緊張します。UJ、これからもよろしく。」

ヒントとか無いんですかぁ~っ! でもとっても荒木先生っぽいです。

出典) 『STEEL BALL RUN』 荒木飛呂彦/ウルトラジャンプ・集英社

ブラボー…おお…ブラボー! 最初ブラボタンにしようと思ったけど、なんかやらしいからやめたんだぜ

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コメント

はじめまして。朝焼けと申します。

ジョジョがジャンプで連載スタートした時は小学生か中学生だったと思います~第3部まではすこぶる面白く、ストライクにハマッたのですが、だんだん荒木さんの表現するスタンドが難しくなってきて・・・^^
去年あたり、偶然「スティール・ボール・ラン」のコミックを読んだのですが、まぁ~面白いですね~相変わらず感性爆発しておりますなぁ~一気に買い揃えて読んでしまいました~

大統領の能力の考察は非常に興味深く読ませて頂きました。ナルホドナルホド。イマイチ(というかサッパリ)難しくて理解出来なかったんですよねぇ~まぁ相変わらずラスボスの能力はブッチギリですね^^多世界を自由に移動出来て、より良い選択肢を選べる能力ってな解釈で良いんですかね?

ワタクシたった今、パチンコで負けてきたのですが、大統領の能力があれば「大当たりしている自分がいる世界」のほうを選べる訳でしょ?いいなぁ~それ^^無敵ですね^^

パチンコの玉一発一発に黄金の回転をイメージして打っているのですが、中々上手くいきません・・・

はじめましてこんにちは。管理人の黒鈴です。コメントありがとうございました!(`・ω・´)ゞ

ぼくがジョジョに触れた時は既に2部でしたねー。小4か小5くらいでした。連載始まったころも小学生中ほどだったと思うので、兄弟とかいればもっと早くジョジョデビューしていたかもしれません。てことは、朝焼けさんはぼくよりもう少し上の方ぽいですね!

>多世界解釈
この前程からしてぼくの妄想であります。その点を踏まえて…
【多世界を自由に移動出来て、より良い選択肢を選べる能力】とはイメージが異なります。これはわかり易く言えばハルヒの能力。思った事が何でも実現させる事ができる能力ですが、量子力学要素を交えて厳密に言えば、「無限に存在する平行世界から自身の望む世界に収束させる事ができる」というのがハルヒの能力だと考えてます。ハルヒが量子力学見地からブチ抜けた観測者である、という見方です。故に相互移動はなく、ハルヒ自身には単独の世界しか認知できません。それにハルヒは、結果に干渉できる能力がプラスであります。猫が死んでたらいいな、と思えば、箱を開けて観測した時点で猫が死んでいる世界に収束する。これを簡単に言うと、【望んだ事が実現する力】。

一方、大統領。平行世界に跨る存在という事までは同じですが、その先がなにやら違います。大統領の能力は結果をひとつに収束するわけではない気がします。世界は無限に広がったままです。ただ、横並びの世界を同時に同じ場所に並べられる事ができて、自身はそこを行き来できるだけじゃあないでしょうか。だからこそ、大統領自らジョニィを銃撃する必要があったのではないかと。ナプキン=世界の例が間違いだったかもしれませんね。

席が世界だとします。左右どちらにもナプキンがあれば確率の問題ですが、片方にしかなかったらそちらを取るしかありません。その流れができれば全ての世界が同様の偏りを見せていく事になります。まんまズバリですが、大統領の狙いはこれなのではないでしょうか。
つまり、ナプキンは「ジョニィ銃撃」。大統領自らがジョニィを銃撃したのがずっと気になっていたのですが、そう考えれば納得できるか・も。大統領はジョニィが銃撃されるというルール(偏り)を作りたかったのかもしれません。となると、目撃例を分かれさせたのは、ただの目晦ましという事ですねww。


あと、大好きなので関係ないのにハルヒについて語っちゃいますと、あの作品は小難しい見方もできますが、単純明快にも読むことができちゃったりします。突飛な設定の破天荒物語のようにも見えますが、ハルヒのように枠を取っ払ってポジティブに考え、積極的に行動すれば実現出来ない事はない!、というメッセージがあるとぼくは思っとります。根底テーマはシンプル過ぎるジュブナイル! 捻くれてると思うのは、それでもハルヒ自身は常識の枠内にいる、というアンチメッセージもあるからで、この作品は一筋縄でいかないなぁと感じる要因のひとつになってます。余計な事書いてサーセン! でもオススメです!ww

>黄金回転パチンコ

レッスンをちゃんとこなしてますか?! 無限への扉は容易ではないかもしれません!

そんな貴方にOh!good news! レッスン1「台に触れろ」 そしてレッスン2「店員には悟られるな」 レッスン3は「磁石を廻して誘導する」。レッスン4として「敬意を払え!」
これでバッチリです。たぶん。

見つかったのならこう言えばいいと思います。

「オレのは『技術(ワザ)』だ」

黒鈴殿って頭がスコブル良いね^^
リュ・ウ・シ・リ・キ・ガ・ク?原始人のような喋りになってしまいましたが、中高生なんかは荒木ワールドを理解出来てるんですかねぇ?いや~難しいなぁ^^

ワタシ30半ば過ぎです。中学生の娘がいます。ハルヒの憂鬱って名前は聞いた事ありますよ~ナルホドナルホド面白いですか。
ワタクシの小学校時代はジャンプでの御三家は「キン肉マン」「キャプテン翼」「北斗の拳」だったんですよね。ワタクシ単純なので今になっても分かりやすい漫画を好んでいます。読んでる漫画を挙げればキリがないですが、ブログに書かれてる「みなみけ」は読んだ事ありますよ。アニメも観た事あります。確かゴルゴ13~みなみけ、という凄い組み合わせの一時間でした・・・カップリングが熱いです・・・

中学生時代に先輩から生意気と呼び出されて
「ヤマブキ色のオーバードライブ!」
と言いながら叩かれた事があります^^

こんばんは、朝焼けさん。迅速なレス、尊敬します。
ていうか、前回ぼくが遅すぎました。ごめんなさい。この場で改めて…m(_ _)m

ええと、どういえばいいのかわからないのですけど、とりあえず頭のいい人はこんなサイトやってないと思います…orz
あともうちょっとわかりやすいはず…。ホントにすみません。。


>JCの娘
ジャンプコミックスの娘、の意に見える。ふしぎw。
じょしちゅうがくせいの娘が…。こ、これが風のウワサに聞くリア充。。。

>サンライトイエローオーバードライブ
もれなくぼくもやってました。

シュレティンガーの猫の話が色々おかしいよ‥‥‥
あれそもそも皮肉った話だし

ガセペディア辺り参考にさたのか知らんけど、「萌える量子力学」辺り読んだほうがまだいいよ

はじめましてこんにちは。

> シュレティンガーの猫の話が色々おかしいよ‥‥‥
説明の事でしょうか?? 詳細説明はYahooでググってもらえればいいやと思って端折りに端折りました。観測基準をミクロにすればするほど、観測上、確率の問題になってくるという話は混ぜようかと思いましたが、ややこしくなるし触れたい事の主眼と違うからスルーした次第。シュレディンガー方程式がどーたら言い出しても面白くないですしね。ぼくもよくわかってないですしね!

参考にしたものは結構いろいろです。普通の書籍からそれ系のサイトまで。ウィキペディアも覗きましたよー。
実はアンサイクロペディアを一番参考にしたのは秘密です。

> 萌える量子力学
それは実はちょっと気になってた。

道路に飛び出して車にひかれかけたときが今まで何回かあったんですが、そのときに本当はひかれてたんじゃあないのか?という気持ちになるのが今わかりました。
SBRがますます面白くなりました。ありがとうございます。

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