[RD 潜脳調査室] #1「ウラシマドライブ」

| 2008.04.13 (Sun) 10:50 PM | [アニメ] | ←前■TOP■次→ |

#1 『ウラシマドライブ』


 

 

 

 

 

 

士郎正宗と Production I.G が贈る、近未来サスペンス。攻殻タッグという事で大分前から期待はしていたけど、期待を裏切らない内容でした。TBS 系のビッグタイトルに圧倒されていた勢力図にズバッと切り込みを入れたかの如くですよ。攻殻と同じく説明らしいパートは一切なく、登場人物のやりとりや会話から世界観を感じ取っていく他ない仕様です。この作りはなかなか難しいと思うのですが、巧くいくとこの上ないリアリティを持って世界に入っていけるメリットがあると思います。もちろん、前知識として公式サイトの世界観設定や用語集を踏まえておくと、より理解を深める事ができます。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


 

根底にあるテーマのひとつは攻殻と変わらず、個の定義とその在り方にあるようです。電脳化とネットワークの発達により、個というもの境界が曖昧になっていく中、どこに存在を定義・確立するか。肉体にも替えが利き、脳でさえも電脳化できる世界において何を個の拠り所とするのか。基本的には記憶という概念になるのですが、その記憶でさえもネットワークに流出・改竄が可能なので、何がオリジナルで何が偽者なのか、そもそも個としての存在意義はあるのか?なんて問題にも発展しちゃう近未来世界なのです。

この世界では、ネットワークに対して「メタリアルネットワーク(メタル)」という独自の定義が採られているようで、そこに個人の記憶毎にバブルシェルという泡状の有機的電脳防壁で隔離することで個を確立している模様。個人が泡と表現され、それを取り巻くメタルは情報の海という設定ですね。故に、そこに潜るエキスパートが“電脳ダイバー”なわけです。面白いのが、この情報の海にも水圧と同じように“思考圧”という情報の圧力が存在するようで、深部へ潜れば潜るほど高まっていくという設定。いいですねー。ネットワーク化した情報の海の深層部には、数多の意識が混ざり合ったものや、あるいはそこで生まれた情報思念体などといった未知の世界が拡がっているのかも。逆に、スタンドアロン化した個々の深層心理にも未知の部分がありそう。世界はサイバー心理学ですね!

電脳化が進んだ世界ならではの設定、たとえば、暗記型の教育は情報のコピーだけで済んでしまい、それ自体に意味を成さないので実経験に基づく情操面の教育を重要視してるとか、そういう独自の世界観を知るのもまた楽しいですね。僕の周りでは難しくて脱落した人はいないので、難しそうに見えるけども現実世界の延長上に作りこまれたリアリティのある世界観なので馴染みやすいのかもしれません。でも、独自の単語は前もって知っておくといいかもですね。そこで問題なのが、カネ払わないと見れないようになってる語句説明。なんなんだよこれー!携帯でしか見られないってなってて QR コード読んで飛んだら有料会員にならないと説明が読めないって、そりゃねえぜセニョール。まあ、ぼちぼち明らかになっていくだろうから別にいいですけども…。

作画はやはり攻殻に似てる気がします。ただ、女性のフォルムについては一新されているというか、全体的にぽっちゃりスタイル。電脳化や義体といったサイバー世界だからこそ表現したいふくよかテイストというヤツなのでしょうか。一気に人間味が感じられます。いい手法ですねー。 メインヒロインに抜擢された沖佳苗さんも大変がんばってたように思います。 ED の後に「 RD プロジェクト」なるものがあって、そこで色々と番組についてレポートしてくれるみたい。これは面白いなあ。僕が知りたいのは一話あたりの予算ですw。攻殻は3000万だったそうですが、これは如何程なのだろう。

というわけで、1話については具体的な感想をほとんどしてないわけですが、そういう作品でもないのでいいよね!

RD 潜脳操作室 公式サイト

ブラボー…おお…ブラボー! 最初ブラボタンにしようと思ったけど、なんかやらしいからやめたんだぜ

アニメ一覧