[墓場鬼太郎] 第8話「怪奇一番勝負」

| 2008.03.11 (Tue) 1:54 AM | [アニメ, [墓場鬼太郎] | ←前■TOP■次→ |

第8話 『怪奇一番勝負』

「意外なところに神秘が潜んでいるかもしれん」(金丸)


 

 

 

 

あんた誰です?と言いたくなるレベルで開幕から新キャラ登場。いまさらですがなんの脈絡もなく、水木さんが生きていたのかと一瞬でも思った自分が恥ずかしい。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

第8話 『怪奇一番勝負』


 

冒頭から知らないキャラが二人。さらに登場する金丸さんも知らない人。売れない漫画家だという設定なので、現実の水木御大を重ねてしまい、同じく同名という事でイメージを重ねていた水木さん(故人)が実は普通に生きてるか復活したのかと思ってしまいました。そんなわきゃないのに!
 
それにしても、今更当然のようにしれっと本格ホラーテイスト出してくるとは。墓場鬼太郎は元からこういう方向性ですよ?とでもいいたげなその作りが憎々しい!引き継いでいるコンセプトは家賃とかカネの話のみであります。


 
渡米中に自宅に棲み付いたモノ

新キャラ・金丸さんが渡米のため自宅を空けていたらそこに幽霊が棲み付いたそうな。…ええと、普通なら幽霊が家屋に棲み付いていてそれを知らずに人間が購入して色々な目に遭うというのが定石ですよね。なのにこの場合は自宅を空けていたら幽霊が入ってきたという。幽霊ってそんな住宅事情が必要なものでしたっけ?建物や土地自体に固執してたりするもので、空いてたから入ってきたとか、そんな事情はお構いなしなんじゃないか。金丸さんは人間に決まってると言いますが、話だけ聞けばどこぞの浮浪者だと思うでしょう。それが幽霊だなんて…
 
やっぱりというかなんというか、犯人は鬼太郎でした。幽霊族の浮浪者という事で…両方正解!
こいつを金丸さんの奥さんがくるまでにどうにかして追い出さなくてはいけないという。どうやって?と疑問を抱く村田さんに対して金丸さんは
 
こいつが俺の商売道具よ!
 
 
あんた何者なんだよ。マフィアか武器商人か。そう思うのは日本人だけで、実はボクの国の人はみんなこうなのかもしれません。  
 
僕の国の人。コレがないの安眠デキマセーン
 
 
どうでもいいけど、一般人(売れないマンガ家)の村田さんは助手として必要なのか?

最強兵器マッチ

金丸:「は、はやくマッチを!」 
 
ろうそくに火をつけるためにこんなことを口走る金丸さん。至極普通なのだけどこれまでの墓場的流れから、颯爽と焼き殺すのかと思った。マッチで解決はこの作品では定石だからなあ。どうでもいいですけど、自分の家に鍵掛けたのにだれかが入ってきて、そしたら急に火が消えて懐中電灯も点かなくなって、その次の行動が押し入れに隠れるっておかしくないか?

ろうそく、食べてみた

戻ってきたのは鬼太郎。部屋に入ると金丸さんたちは押し入れに隠れたので誰もいない。でも、ろうそくが残ってました。そのろうそくを見た鬼太郎、おもむろに
 
 
ボリボリ
 
 
鬼太郎:「マズい。」
わからないものはとりあえず口に入れるほど悪食なのか鬼太郎は。でも調べると、ろうそくは油分が多い(しかも和ろうそくは原料が一緒の模様)のでカラスあたりは食べるようですけどね。鬼太郎とカラスって密接な関係にあるからなあ。ゲゲゲでは特に。喜んで食ったら面白かった。でもコッペパンが至上だから仕方ないか。

このあと、人間がこの部屋に入ったのだと考える鬼太郎。それを聞いてバレたと思ったのか知りませんが、押し入れから飛び出す金丸さんと村田さん。こいつら捕まえるために隠れてたのか?行動理由がいま一つ理解できない。それにしても、多少予想してただろうとはいえ、突然飛び出してきた人間たちにビビる事なくすぐさまとんずらこいた鬼太郎は、明らかに水神戦で精神的に成長した模様です。しかも笑いながらあっさりと逃げてるし。勝手知ったる他人の家とはこのことだ!

扉の向こうはウィラメッテ

姿をくらました鬼太郎。扉を叩く音がしたので開けてみると。
 
 
ロメロ的世界
 
 
そこはウィラメッテでした。こ、小型チェーンソゥを持てぃ!!
ダンスパーティがあるから来たのだと言う亡者たち。ここは俺の家だ、勝手なことは許さんと憤慨する金丸さん。あなたの言う事はいちいち尤もです。すると、「ここは墓場鬼太郎はんの家やおまへんかー」と大阪弁で語る亡者。
 
 
堂々としたものです
 
 
も、門札が勝手に!空家に入り込んで門札まで掲げ、あまつさえ多数の友人(?)を自宅に招いてダンスパーティを催すとはなんたる厚かましさだ!怒った金丸さんは門札を外して投げ捨てました。すると
 
亡者:「なんて失礼な!」
 
失礼なのは他人の家に自分の表札掲げてる鬼太郎だ!鬼太郎さんの家を横取りしようとしてるとまで言われては黙ってられませんぜ。しかし恐ろしいぜ鬼太郎。幽霊がどうとかいうより、既成事実で真実を歪めようとするそのやり方がな!

さあみんな、はひふへほを唱えよう

ばいきんまんの仲間ですかと問いかけたくなるけど、きっと似たようなものなのでしょう。…なんだろう、なんか急にばいきんまんが恐ろしく思えてきたよ!
それにしても、はひふへほには不思議な魅力があるのだなあ。このあと、「ほ」と同時に「くさいいき」をかけられて不思議の世界へトリップです。ステータス異常はありません。…いや、あったかもね。息を吹きかけるなら、「は」でやった方がいいんじゃないかと思ったけど、きっとかめはめ波みたいなものなのかもしれません。

夢焦らせ

はひふへほの息で見知らぬ世界へ飛ばされた金丸さんと村田さん。真っ暗だわおかしな案内人(CV.茶風林)はいるわでさぞかしパニクっているだろうと思ったら、顔もない案内人に対しても少しもひるむことなく不遜な態度な金丸さん。あんた大物だよ。さすがはボクの国から帰ってきた人です。まあそれも意外と口のきき方に厳しい案内人に一喝されるんですが。それにしてもこの案内人といい地獄に行った時のガイドといい、ちゃんと専任の担当者がいるもんですね。みんな仕事だから、とキッチリやってるし。この案内人さんは「人生は夢のようなものだ。幻影に過ぎない。」とかやけに哲学的な事も言ってて、見かけによらず弁が立つようです。マンガ本の例えはわかったようなわからないような内容でしたけどもね。村田さんの「ますますわかりません」というコメントもごもっとも。
 
結局この世界は鬼太郎の能力、「夢焦らせ」という術でいつのまにか会得してたようです。そんでもって、その事はねずみ男も知るところのようでした。さすがは大学出。この夢焦らせの術を簡単にまとめれば、よくわからない世界に意識を飛ばしてビビらせ、戻ってこさせる過程で都合の良い約束事をさせる、というもののようです。鬼太郎は約束を結構重要視してるんですねー。「鬼太郎には逆らわない」という約束は、現世に帰ると余裕で踏み倒されるんですが。相手があの金丸さんじゃ仕方ない。

今風に言えば、ググってきます

村田さん:「やっぱりこの家には何かが棲み付いていますよ。僕、図書館へ行って調べてきます。」
 
妖怪辞典でも見て来ようって言うんでしょうか。金丸さんのトラブルにこんなにも親身になってる村田さんはいい人だなあ。でも、棲み付いてるのは「何か」って言うより鬼太郎ですよね。それを調べてくるのかなー。大変だ。まあ、行く途中で都合よくねずみ男に声をかけられるわけなんですが。どうでもいいけど、ねずみ男は鬼太郎の事を図書館へ調べに行こうとする村田さんをバカにするわけだけど、彼はどうしてその事を知りえたのだろうか。ひょっとして鬼太郎とグル?

それはひょっとしてギャグでやってるのか?

アメリカは何でもデカイのだ
 
 
村田さん:「何ですかそれは」
 
村田さんをしてもツッコまずにはいられなかった金丸さんの行動。金丸はアメリカのものなら何でも信じてしまうんだろうか。そもそも驚嘆すべきは、このバカでかいネズミ捕り器は「アメリカ製」だとしか明言されてない事でしょう。こんなにデカイのにアメリカではネズミを捕るものなんですよ、ネズミ捕り器を大きくして別のものを捕獲する用ではなくね。さすがはボクの国だぜ!

理由と行動が結びついてない

ねずみ男の話から、鬼太郎は地下にいる霊の話相手になっているらしいので無理やり追い出すのは良くないんじゃいかと懸念する村田さん。うん、まあ確かにそういう理由があるなら考えるところもあるのだけど、よしんばそれが事実だとしても、家の門札を替えてしまい事実上乗っ取ってしまっている事とは何の関係ないよね!霊を慰めるために家をのっとる、というのでは聊か論理が飛躍し過ぎてますよ。そりゃあ金丸さんも納得しない。

鬼太郎鹵獲作戦

カランコロンとゲタを鳴り響かせて帰宅した鬼太郎。帰ってくるなり冷蔵庫を漁ります。そこを金丸さんがチャンスとばかりに押し込める!
 
物事は常に臨機応変に
 
 
ってあれ?アメリカンサイズのネズミ捕り器は?!
スゴイ、前フリ十分だったネズミ捕り器に一切触れられないというこの展開。リアルと言えばリアルだけど、誰が予想できるよこんなのw。想定外の事態にもかかわらず、チャンスと見るやすぐさま行動に移した金丸さんはさすがですね。
 
でも、押し込める際に鬼太郎の右手が挟まってしまいました。そんな事お構いなしに閉めようとする金丸さん。そしたら、手がとれました。
金丸さんの対応が、「すぐにゴミ箱に捨ててこい!」というのも素早いというか冷静というか。でも、出血もなしに取れた右手をそのまま捨てるのはどうかと思いますよね。事実、これがミスとなるのです。

鬼太郎ハンドくん

ゴミ箱に捨てられた鬼太郎の右手。命じられた村田さんも気の毒ですが、、こんな人体パーツを生で外のゴミ箱に捨てるなんて人目に付いたらどうするつもりでしょう。しかもこれは鬼太郎の手、出血もなしに落ちたのです。そのままで済むはずがない、誰もが思い描いたとおり、その手は動き出すのです!
 
 
遠隔操作なのか自律意識があるのかは不明
 
 
そんな鬼太郎ハンド、屋根裏から進入して何をするのかと思ったら
 
そんな器用にひっかからなくても
 
 
ネズミ捕り器にかかりました。ここでかよ!Σ(゚Д゚;
何このフェイント。ていうか、手だけならジャンボサイズの必要性が感じられないという本末転倒価格。逆にあんなピンポイントで挟まるところにいたことに驚愕するわ。手だけなのにチョコの餌に引っかかったというのは鬼太郎らしいからなんとなくわかるけど。

亭主関白金丸さん

アメリカからブロンド美人を連れて帰ってきた金丸さん。てっきり美人の奥さんの前ではデレデレなのかと思いきや、土足で上がろうとした奥さんを厳しく窘めるなど終始亭主関白の金丸さんでした。こ、これが日本男児の心意気ってやつなのか。奥さんは奥さんで、ボロ屋を前にして「オーゥ、ステキナイエネ!」と発言。まさか本気で言ってるわけではないでしょうね、こちらは外見とは違い大和撫子のご様子でした。

金丸vs.鬼太郎ハンド

村田さんが冷蔵庫をまだ海に捨ててきてない事に憤慨する金丸さん。さりげないけど、これって死体遺棄?っていうか殺人ですよね。あまりにもスルーされたもので今まで気づきませんでした。金丸さんの助手になった元売れないマンガ家の村田さん、殺人ほう助どころか実行犯になってます。やっぱりいい話なんてないんだぜ。
 
一方で逃げ出した右手は家屋内を失踪中。これには金丸さんも本気になり、ついにオレのマグナムを取り出しました。よくわかんねえんだけど、この頃って銃の所持はOKなのか? 
 
俺のマグナムが黙っちゃいないぜ
 
 
包丁を出してきて冷蔵庫のロープを切ろうとする鬼太郎ハンド。それを金丸さんが狙い撃つぜ!平和な日本の一般家屋の中で這いまわる手首に向かって発砲を繰り返す金丸さん。ホントに動じない人です。 
 
不測の事態にはやれる事をやるのです
 
 
最終弾でどうにか天井から撃ち落としひっくり返って動けなくなっているところを踏みつけにしてつけもの石を乗せて捕獲に成功!すぐさままな板と釘を持ってこさせて打ち付ける金丸さん。彼はもうヤクザさんでFAでしょうか。村田さんの助手っぷりも気になるところですがもう触れないことに致しましょう。それにしてもここまで完璧な仕事っぷりなのに、最後の処理が「遠くの方に捨ててこい」っていうのがわからない。ミンチにするなり焼くなりした方が良さそうだと思うのですが。墓場テイスト的にはマッチで焼却処分が一番自然且つ確実な方法ですね。 
 
まな板に手を打ちつける様がプロ

やっぱりバッドエンド

事の発端を辿ればそんなにおかしなことはしてない気がするのですが、金丸さん一家はバッドエンドを迎えます。奥さんがテボゥの上から見つけてきた「地下にに宝がある」という書置きに従って地下に潜る金丸さん。書置きは鬼太郎ハンドが書いたもので、地下に誘い込んでそこの霊に仕返しを頼むものだったようです。女のミイラから髪の毛みたいなのが地上に出て、村田さんから鬼太郎の手を取り返し、金丸夫妻には死の制裁を加えてしまいました。金丸さんの奥さん、来日早々とんだとばっちりですよ。金丸さんはもう出て行こうとしていたのに。 
 
直接的に殺害 
 
 
邪魔者を始末して冷えた体を温めるためにのんびり風呂に入ってる鬼太郎がとてもとても恐ろしくも憎らしい! 

『墓場鬼太郎 第8話 怪奇一番勝負』
原作
水木しげる
シリーズディレクター
地岡公俊
シリーズ構成
成田良美
脚本
堤 泰之
キャラクターデザイン・総作画監督
山室直儀
演出
角銅博之
作画監督
窪 秀巳
袴田祐二
美術監督
北村芳子
音楽
和田 薫
CV
[鬼太郎] 野沢雅子
[目玉親父] 田の中勇
[ねずみ男] 大塚周夫
[金丸] 柴田秀勝
[村田] 宮本充
[金丸の妻] 進藤尚美
[案内人] 茶風林
アニメーション制作
東映アニメーション
製作
水木プロダクション・墓場鬼太郎製作委員会
公式サイト
墓場鬼太郎

ブラボー…おお…ブラボー! 最初ブラボタンにしようと思ったけど、なんかやらしいからやめたんだぜ

墓場鬼太郎一覧