[墓場鬼太郎] 第7話「人狼と幽霊列車」

| 2008.02.29 (Fri) 4:42 AM | [アニメ, [墓場鬼太郎] | ←前■TOP■次→ |

第7話 『人狼と幽霊列車』

「男の純情を弄んだ報いだ!」(人狼)
「これで幽霊族は絶滅だ!」(ねずみ男)


 

 

 

 

あれ?水神様の話はどうなったんだ?という展開でスタート。時系列無視のように思えても普通につながっているのが墓場鬼太郎クオリティ!

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第7話 『人狼と幽霊列車』


 

世界が水没したかに思えた先週の幕引きでしたが、実は東京だけ、それも一部分だけだった模様で銀座らしきところは普通に残っててそこから開幕。人狼の伏線が張られたので今回はそのお話なんだろうなーと脳を切り替えたところに鬼太郎登場。「おまわりさん、僕、狙われてんだけど守ってくれないかな」とか言うんで、ああ、狼男に狙われてるところなんだなと思ったら、水神でした。うん、いや、まあ、先週の続きは確かにそうだったけど、あれだけ水浸しになったのにこの脈絡のなさは一体。。。よくよく思い返してみれば、「太平洋に出た」とか言ってたので、屋根ごと流されてしまっただけで日本が水没したわけではないんだと理解しました。
 
そんな事で理解不能に陥っている余裕など今回はないのです。今回は新キャラも登場するのですが、それに弾かれるように消えていくキャラもいます。それも理解など求めないくらいの怖ろしい速度でね。人の生き死になど、ごく普通に、且つ唐突に訪れるもの、というのが訓示なのでしょうか。それにしても爽やかにすら感じるスルー技には驚嘆せざるをえませんね。泡と消えた水木さんの事などカケラも顧みられないどころか、洪水の事すら一言の言及もされないという華麗さ。芸術の域だな、もはや。


 
ポッと出 その1 ポッと出の温床・風来荘

まず風来荘、これがポッと出第一号。そしてポッと出の温床でした。どうもねずみ男が借りてるか入り込んでる部屋があるようで、しもべとなった鬼太郎&ニセ鬼太郎がここでこき使われてました。目玉親父は人質なのでヒョウタンの中。逆らえばたちどころに始末されるそうです。ところで、この風来荘が何なのか、ホームレスだったねずみ男がどうしてこんな部屋を借りられたのかは不明。
そしてこのポッと出の風来荘にはポッと出の新キャラたちが続々と出てまいります。何故ここにいるのかとか、どこから来たとか、そういう理由的なものは一切明かされません。おなじみのスルーです。理由や…過程など…どうでもよいのだァーッ!ネズミにガマにオオカミ、その隣に住んでるのがガンダムマイスターでももう驚いちゃあいけないよ!

ポッと出 その2 ガマ令嬢

ねずみ男のいる部屋の隣に越してきた、口にチャックが付いたお嬢さんが登場。これにねずみ男が一目惚れ。意味は分からないけど、そもそも恋に理由なんて要らないのかもしれません。とりあえずこのいきなり出てきた新キャラにぞっこんになってしまうねずみ男。その趣味もどうかだが、逆隣のシルクハット紳士もホレているようで需要は抜群のもよう。

「チャック口は希少価値だ、ステータスだ!」

速やかに退場 ニセ鬼太郎

人間の身でありながら地獄訪問し、改心しつつも強かさに裏付けられた実行力で「できる子」の名を恣にしていたニセ鬼太郎。本名がわからないなんてのは些細なこと、キョンだって本名じゃないしな!鬼太郎とのビジュアル的な見分けもバッチリつくようになったので、これはレギュラー化するもんだとばかり思ってたら
 
 
死亡フラグ?何それおいしいの?
 
 
水になった。
ガマ令嬢に出すコーヒーを淹れてそれを盗み飲みしたら溶けました。もれなく死亡。えええええーーーー!?新キャラが出てきたら押し出されるかのように退場ですよ。しかも死という形で。命というものを軽く描写しているのか、死という概念を身近なものとして描いているのかを判断するのは難しいところですが、水木先生にはキャラ愛とか、そういうのないんだろうか。
 
ところで、この描写から僕は2つのマンガを連想したですよ。ひとつはお馴染み「ジョジョの奇妙な冒険」。水道の水に混ざって体内侵入は恐ろしいものです。身近な媒体だと恐怖感が実感できますから。もう一つは「パタリロ!」です。水じゃないんですが、元素配列を変換して身体がヨウカンになるという話があるんですよ。経年での効果なので時期がくると突然ヨウカンになるというもので、プルンプルンの感じがよく似てて思い出しました。そういえば鬼太郎はジョジョに影響を与えているかもと書きましたが、それは確実にありそうですね。思い起こせば講演会で出た地図にゲゲゲの鬼太郎はありました。迂闊!

荒木先生マンガMAP

ポッと出 その3 人狼紳士

引っ越してきたガマ令嬢の逆隣に住んでいるのがシルクハットの紳士。実はこの人、巷でウワサの倫敦渡来の人狼なのです。部屋間違えて入ってきた鬼太郎に焼肉食われてムッときた様子でしたが、ガマ令嬢にラブレターを渡す事を条件に許すという流れに。どうでもいいけど、差出人が「Gentleman」じゃあわからないんじゃあないか?
渡すのはいいけど水神に命を狙われてて明日をも知れない命だから微妙です、という旨を伝えると、なんとこのジェントルマンが退治してくれるというのですよ。英国の大学出身で教養があるからといって、今現在、攻守において完璧を誇る水神をどう相手にするというのか?人狼ごときが相手になるとは思えないのですが…。というのは素人の浅はかさ。そんな人は僕同様、鬼太郎にケケケと笑われてしまうのですよ。見るがいい、人狼の真の能力を…!
 
 
私だ、手筈通り頼む
 
輸送機で石油を散布
 
アスタ・ラ・ビスタ ベイビー!
 
ギャアアアアアアア!
 
 
人狼関係ねーー!!!Σ(゚Д゚;
いや、確かに無敵に思えた水神を見事に始末しましたけどね、ていうか、またマッチかよ!困ったら放火だな、このマンガは…。火が点かないなら火が点くようにすればいいじゃない、という事でしょうか。見事という他ないのですが、やりきれないのは何故なのだろう。結局カネの力で万事解決、資本主義万歳!もう、その後雲が晴れて月が見えたおかげで我を忘れた人狼に鬼太郎が襲われた事なんてどうでもいいね!

ガマ令嬢とラブレター

目玉親父の釈放と引き換えに、ねずみ男からもラブレター配達を承った鬼太郎。渡しに行くとそこには人狼に鼻の頭をカジられたガマ令嬢が。人狼は変身すると理性とかないようです。それを見た鬼太郎、

「あのアパート…あそこに住んでるのは変なヤツばかりで、あなたは目をつけられています。早く逃げないと危険ですよ?」

と、逃亡を推奨。手紙は川に捨てて証拠隠滅。妖怪にはどこぞの国と同じく、約束という言葉はないもようです。ねずみ男も結局目玉親父を返さないしな!

昨日の恋敵は今日の共犯者

隣の部屋からいとおしいチャックの音が聞こえないのを訝しげに思うねずみ男が外に出てみると、ガマ令嬢の部屋はもぬけの空。すでに引っ越した後なのでした。…ええ?ガマ令嬢、これで終わり?!信じがたいですが終わりです。同じく居合わせたジェントルマンこと人狼から事のあらましを推察、そして恋の弱みに付け込んで騙された事を知る二人。いや、必ずしもそうはならないと思うんですが、実際そうだからしょうがないか。ホントに鬼太郎は仕方のないヤツだなあ。視聴者側からすれば、ジェントルマンさんの怒りはご尤も。焼肉食われてるし、「私は何のために高い費用を出して水神を退治したのだ!」というセリフには涙が出そうになりました。そして結託する二人。
 
 
殺るぞ…!
 
殺りましょう!
 
同じ痛みを知る者同士が堅く手を取り合った!
 
完全に殺す事で既に一致しているこの二人から、逃げおおせるのか鬼太郎!

げに怖ろしきはねずみ男

先週のしびれ薬もひょっとしてコレ?
 
饅頭にフケを混ぜて鬼太郎に喰わせたら、なんとひっくり返って硬直してしまいましたよ鬼太郎。恐ろしい、ねずみ男はデフォルト毒持ちなのか…。人狼も、「ユーのフケ?なるほど…」と納得のご様子。いいセンスだったんでしょうか。ねずみ男、恐ろしい子…!

完璧なまでに念入りな殺人計画

急遽結託したにしては双方とも見事な役割分担と仕事っぷりです。ジェントルマンは船をキッチリ借りてくるし、ねずみ男の重りのつけようといったら念が入りすぎてます。こいつら、かなりデキるね!深度7000mの海溝まで運んで鬼太郎を沈めるあたり、大人の仕事は一味違うぜ!
 
プロフェッショナルの仕事

仕事だけの付き合いなんてくだらねえぜ

一仕事終えた二人は仲好く将棋。仲睦まじく過ごしていると、ドアを叩く音が。出てみると小包の配達でした。
 
小包でーす
 
 
って、でかッ!
小包じゃないよ!差出人は墓場鬼太郎。ぞっとしますね!こいつら妖怪だけどね!中をあけてみると、それは鬼太郎を入れてマリアナ海溝へ沈めたはずの棺桶でした。するとまたも来客、今度は洗濯屋です。開けてみると鬼太郎の衣服とゲタ。ちゃんちゃんこはなかったですが、この事態にビビる二人。お前ら、妖怪だろうが!
 
とりあえず差出人の住所へ行ってみる二人。いたずら者を懲らしめてやると息巻くおふた方、彼らは実に行動派なのです。新宿から北奥多摩霊園まで向かうのですが、何やら様子がおかしいですよ…!

幽霊列車新宿発 臨終-火葬場-骨壺-北奥多摩霊園

何やら異変に気づく二人。ビビったジェントルメンが愚痴りだします。単独行動を取らせて貰うと意気込んで何をするかと思いきや、窓を開けて脱出を試み始めましたよ。走行中の列車からダイブするなんてなんて命知らずな…。人狼の能力で何とかするんだと思ってたら、ここでも英国の大学の教養で何とかしようとしてました。まあ、かの有名なボンドも英国紳士の心意気で何とかしてましたし、是非なんとかしてください。 
 
 

 
 
当然の結果だ。列車を止めに走るねずみ男。もっと早く止めに行ってやれよと思ったのも束の間、乗務員室にいたのは鬼太郎!幽霊列車は実はただの古い電車で寸分も動いておらず、そう思わされていただけなのでした。って事はあれ?ジェントルメン人狼は生きてるんじゃない?
 
とりあえず死んどけ的な扱い
 
 
と思ったら、冗談みたいなカッコでお亡くなりになってました。たまたま岩があって打ちどころが悪かったという。倫敦渡来の人狼ジェントルメン、無敵を誇った水神を屠る知略と財力を持ちながらも、止まった電車から跳んで岩に頭を打って死亡。遠い異国の地で恋に破れた末の末路、その心中たるや如何ばかりか。察するに余りある!結局彼は利用されるだけされて勝手に死んだという。なんという扱い。カマセもびっくりだ。

目玉親父最強伝説

それにしても鬼太郎は如何にして甦ったのか。ゲゲゲと同様、タフネスさが幽霊族の最大能力なのでしょうか。そしたら、ねずみ男の顔にできていたコブが実は体内潜入していた目玉親父だったのです!目玉親父はペラペラの状態でありながら既にヒョウタンから脱出し、ねずみ男の耳から体内に潜入していたというのです。そして鬼太郎が棺桶に詰められる前にねずみ男の脳に移動し、体を乗っ取って鬼太郎を救出していたという。え、それなんてラバーズ? 
 
史上最弱が最も最も最も最も恐ろしいィィィーッ!
 
 
つまり、沈めたのは空の棺桶だったというわけ。重りを必要以上に付けたのがアダになりました。恐るべしは幽霊族、いや、目玉親父!その耐久性といい最強伝説の幕開けだ!それにしても、細く伸ばされていたから体内に侵入できたとか、重りが重かったから鬼太郎の脱出に気がつかなかったとか、どうでもいい伏線だけは回収していくのが憎々しいね!結局、水着が溶けないのは何故だったんだよ。水神様の事なんてもうどうでもいいのかもしれないけど。
 
ほっぺたのコブが目玉親父

言う事聞かないと脳の中に入り込んでお前を自由に運転するぞ!
ボヤボヤしてると脳みそ食べちまうぞ!

 
恐ろしいセリフを連呼する目玉親父の最強伝説が今始まりました。 
しかし、ゲタ舐めろとか肩揉めとか、これはすごく元ネタ臭いぜ!ねずみ男がメモってたりしたら面白かったと思う!

『墓場鬼太郎 第7話 人狼と幽霊列車』
原作
水木しげる
シリーズディレクター
地岡公俊
シリーズ構成
成田良美
脚本
成田良美
キャラクターデザイン・総作画監督
山室直儀
演出
芝田浩樹
作画監督
大西陽一
美術監督
杦浦正一郎
大谷正信
音楽
和田 薫
CV
[鬼太郎] 野沢雅子
[目玉親父] 田の中勇
[ねずみ男] 大塚周夫
[ニセ鬼太郎重井] 伊倉一恵
[人狼] 宝亀克寿
[ガマ令嬢水木] 川浪葉子
アニメーション制作
東映アニメーション
製作
水木プロダクション・墓場鬼太郎製作委員会
公式サイト
墓場鬼太郎

ブラボー…おお…ブラボー! 最初ブラボタンにしようと思ったけど、なんかやらしいからやめたんだぜ

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