[シゴフミ] 第1話「コクハク」

| 2008.01.12 (Sat) 3:06 PM | [アニメ] | ←前■TOP■次→ |

第1話 「コクハク」

シゴフミ 一通目 公式サイトを訪れたときの、強烈過ぎる中二臭と言ったらなかったです。作風的にはあながち間違いではないかもしれないけれど、もう少しサイレント風味(音がどうこうというわけじゃなく、控え目にという意味で)にした方が良いのではと思った。説明臭過ぎて、うわぁっ!ってなった。「せめて…泣いてもらえますか?」でヘドが出そうになったのは秘密です。
と、ガーッと言いましたが、作品自体は嫌いではなく、サイトについて言いたかったのです。

冒頭でも触れた、公式サイトを見て貰えれば、この作品のコンセプトはお分かりかと思いますが、簡潔に言うと、死者から届く手紙の話です。死者からと言っても段階があって、死にたてでないと「シゴフミ」は出来ないという、設定的にもなかなか興味深いものがあり、その発生状況から言って殺人絡みのドロドロサスペンスか、グッとくる人情モノが想定される面白い作風です。また、そのような作品であるため、事件の主軸に関わるキャラクターはエピソードごとに入れ替わり、全体的な進行はシゴフミ配達人フミカと助手(?)のカナカによって行われます。全体的なダーク色といい、地獄少女に似てるでしょうか。テガミバチ+地獄少女÷2=シゴフミ、みたいな?

そんな感じかなーと第1話観てたら、1話で完結しませんでした。このエピソードだけかもしれませんが、とにかくこの開幕は導入部+引きで1話、核心編は次回のお楽しみに!という構成でしたよ。この「引き」が結構センセーショナルでびっくりした。あれ、そんな行動にまで出ちゃう?みたいな。でも、その行動が突き抜けていたからこそ、その背景にあるドス黒さが濃厚になったと思います。結構のん気して見てたけど、そんな行動に出るなんて、一体どんな事があったんだ?という。そこで目が覚めて、思い返せばあの伏線、この伏線が浮き彫りになってくる。明日奈(今エピソードのヒロインなんですが)が屋上で出会ったマニアな変わり者とも映るロケット少年が眩しく見えたのは何故なのか、告白を受け喜びつつも哀しそうな表情が見えたのは何故なのか。そういう要素がパチパチと弾けてきたんですよ。まあ、これは僕がボケッと観てたからなのかもしれませんが。

あと、面白いと思ったのは、シゴフミ自体は単なるエッセンスでしかなく、それを受け取った人間側の話がメインに押されている事ですね。サスペンスだけで見れば、真実を知るというのはひとつのゴールなわけですが、そこから紡がれる連鎖が「負」のものであった場合、果たしてそれを知る事が良かったのかを考えてしまう作品(エピソード)です。今回の場合だと、明日香に刺されたロケット少年・翔太は恐らくそのまま死ぬでしょう。で、彼の死後、たぶん彼女に届くであろう翔太からのシゴフミ。それを見た明日香がどういう反応を示すのか。たぶん、翔太は自分を殺した明日香に対して、それでも信じる想いを抱いているのでしょう。伏線キーワードとして、翔太の書く特徴的な「す」の文字があるので、告白の続きが届くのかもしれません。あの「す」の特徴はないだろうと思ったけど、演出ならまあいいかw。絶対ダークであろう明日香の背景と合わさって、良い結末がまったく予想できない。負のスパイラルに決着は着くのだろうか。


弾けた後浮かんだ疑問点
・何故明日香の父親は翔太(娘の恋人)宛てにシゴフミを届けたのか。想い人(意識的には両想いだったと思われるから)の存在を知っていたとなると、その背景を想像するにまた暗い方向に進んで行ってしまう(明日香はイカガワシイ事に対して拒否反応を示すようになっていた?そこから父親は恋人の存在を想起したとも。)のですが、目的が今ひとつ。真実を知らしめて、明日香の幸せを奪おうとしたのか。実際明日香はもっとトんでたキャラだったわけですが。父親殺しで何か吹っ切れたのかな。
 
…っと、色々書いたけど、先述のサイトに次回のあらすじがもう出てたよwww。見るんじゃあなかった。でも、感想書いた後で良かった。予想もそこそこ当たってたぽいし。

『シゴフミ』
原作
湯澤友楼
監督
佐藤竜雄
シリーズ構成
大河内一楼
脚本
大河内一楼
絵コンテ
佐藤竜雄
演出
桜美かつし
作画監督
川上哲也
音楽
七瀬 光
CV
フミカ:植田佳奈
カナカ:松岡由貴
町屋翔太:代永翼
綾瀬明日奈:仙台エリ
野島要:寺島拓篤
アニメーション制作
J.C.STAFF
製作
バンダイビジュアル
ジェンコ
公式サイト
シゴフミ

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