[みなみけ~おかわり~] 1杯目「温泉、いただきます」

| 2008.01.13 (Sun) 2:45 AM | [みなみけ, [アニメ] | ←前■TOP■次→ |

1杯目 「温泉、いただきます」

みなみけ 2クール構成なのだけど、前半と後半で制作会社が違うという試みが気になっていたアニメの後半がスタート。感想書く前は基本的にニコニコは見ないのだけど、これは気になって見てしまいました。そしたら、案の定なコメントに溢れていて思わずニヤニヤ。そんな、変革の端境期に必ず発せられそうな当たり前のコメ、誰が見たいのかと。そんなヒマがあるなら、制作を別にした理由、それぞれの会社に出したであろうコンセプトの違いを見極めた方が良いと思うキモいオタクは僕だけですか?たまに言われます。知ってるよ!一般的でなくてなんかキモい見解だって事、知ってるよ!でも、そんなの関係ねー。リアクション自体は予想してたより順応してる人も多かったと思う。それだけ単品でのクオリティとしては、高めを維持出来ていたという事でしょうか。比較は原点に戻り、素直に原作と較べると良く分かると思うのだけどな。アニメを原作と比較するのは、半分正解で半分不正解といのが持論なんですが。

というわけで、アスリードが贈る、みなみけおかわり一杯目。選り好みはともかくとして、出来上がったものに差が出たのは実に面白く、また興味深いです。この違いがプロデュース側から意図的に示されたのか、製作会社の持ち味の違いによるのものかは素人として判別できないのですが、どちらも原作以上なのではないかと思ってます。原作ファンの方、スミマセン。元々僕は原作があまり好きじゃないんですよね、キャラ区別が出来ないままどんどん進んで行った感があるので。今は結構好きですよ?コミックスも持ってるし。最初敬遠してしまったのは、タッチがみな同じような感じ(当たり前なのだけど)で描き分けがはっきりとなされてないところに、年齢や学年を超えたタメ口が飛び交うので(主に夏奈のせい)、人間関係図が頭の中で構築出来なかったというのが主な原因です。それがアニメ化にあたり、髪の色や声の違いでキャラ区別は鮮明になりました。人間関係は相変わらず初見だと難しいですが(今回の話から入った人は、内田が千秋の学年だってわかんないんじゃあないかな)。わかってくるとそれが面白味になるので一概に良い悪いの評価は出来ませんが、分かり難いのは確かだと思うんですよ。

そういったアニメ化にあたっての見解は、童夢版の時にさらさらっとですが述べたのでこのへんで。お次は前後半の違いについてです。制作会社が違ければ、監督もスタッフも違うので何もかもが違うわけですが、「狙い」とか「特徴」に絞って見てみると、アスリードの「おかわり」はよく動いてると思います。以前に、原作は「静」のタメ、童夢版アニメは「動」のタメがあると評しましたが、アスリード版アニメはタメがなく、そのかわりにテンポが良い、と感じました。「よく動く」と評したのは動作的に、という意味ではなく、そういう意味です。もちろん、童夢版よりは実動の「動き」もあると思いますけどね。前期がカメラワークを駆使し動のタメを活かしたものであったのに対し、後期はコントのようなテンポで繰り広げられていると申しましょうか。そのように感じました。

あと気がついた「違い」という点で言えば、おかわりは原作のマンガ的表現をアニメでも使っているという事。どういう事かというと、背景に浮かぶビックリマークとかハートマークとか、そういうのです。簡単に言えば、感情を記号化したものでしょうか。この手の表現は童夢版では見られなかったように思います。等身が変化したり、顔がデフォルメ化したり、細かいところでは顔にかかる縦線なども含め、これらはマンガ的表現になります。いかにもアニメ!という作りでも、これらの表現を控えると「リアリティ」を意識しているのだと読み取れるでしょう。手近なところで例を挙げれば、「ハルヒ」では一切この手の表現が使われていません。リアルと言えば「攻殻」のような作品をイメージするかもしれないけれど、表現の見地で見ればそーゆう線引きもあるんですよっちゅー話です。すいません、キモくてすいません。
書いてて自分でも、「うわっキモーい」と思ったので切り上げますけど、おかわりがリアリティ表現に拘らなかったというわけじゃなく、単に原作に忠実にいっただけだと思います。童夢は一切排除してたあたりに意図的なものを感じますが。

それにしても、比較的すんなりと移行が万人に受け入れられたのは、CVが一緒というのが大きいんじゃないかと思いますね。声優スゴいよ。特に、夏奈役の井上麻里奈さんと千秋役の茅原実里さんがいいな。勿論小野Dもだろうだが、まだ出てきてないしなw。声優の影響力というのは、スゴいもんだ実際。

以下、本編から抜粋感想いきます。
 
・出だしは温泉ネタでサービスサービス♪
万人受け(オタ受け?)する燃料を投下する事で出だしのスタートダッシュを図ると共に、意識を散開させてスムーズな移行を執り行う、シリーズ構成レベルでの良いツカミ。湯中のシルエットが実に艶かしいし、夏奈はスポーティ(筋肉質とも言う)且つグラマラスに変貌を遂げ、春香に至っては浮くほどの乳。それは膝ですか?とツッコミを入れたくなったのは僕だけではありますまいて。ガードに定評のあるタオルも、「ご愁傷様二ノ宮くん!」のようなカバー力のあるディフィンスではなく、ピタゴラスイッチのようなギミックでそこにニヤニヤ。対象が動けば防御も動く!という「フルメタふもっふ」や「もえたん」で見られた仕掛けとまではいかなかったけれど、視聴者に「うぉい!」感は与えられたのではないかと思います。
 
・う○こアンテナ、感度向上中
千秋のう○こアンテナがやたらと動くようになった。初見の方、慌てないで下さい。う○このアンテナではなく、う○このような、アホ毛の話です。今回はこれが良く動く。千秋の内面の声と合わせて非常に面白い。てんぺらスミ(もえたんです)ほどじゃなくていいので、この方向性でおかわりの千秋は行って欲しいな。
 
・華奢になったけど色香が減った?
マコちゃんの事ですハイ。いや、相変わらずかわいいのだけど、童夢版のマコちゃんのかわいさは尋常じゃなかったですね。バカさが若干減ってるせい?今回は、自身にツッコミを入れられる程度にバカでなくなってたものね。夏奈もそうだけど、バカな子はかわいいですよねー。実際いたら困ると思うけれど。
 
・トウマが男前過ぎる
マコちゃんのかわいさは後退したが、トウマの男前度はパワーアップ。女性の要素が見当たらない。普通にショタキャラとして人気を獲得しそうな勢いだぜ。でも、脱衣所で垣間見れた恥じらいは実に良かったと思います。ギャップで萌えを演出する、それがトウマ。
 
・タケルおじさん大活躍
童夢版のおじさんの扱いはかわいそうを通り越して殆どなかったレベルだったが、おかわりでは普通に南家のコタツに入っててまずそこにビックリ。そして、アッシー役、藤岡いじり役として各所でフィーバーしていたタケルおじさん。しかし、次回以降も同じような活躍が期待されるかといえば、それはかなり怪しい。
 
・春香がただただダメな人に
恥ずかしい隠し芸といい、地図が読めない設定といい、さらには空気読めない人にまでなってしまわれた春香姉さま。人が見ているところではしっかり者だが基本的に怠け者、というギャップ設定なぞないかの如くダメな人になってました。しかし、伝説は作り続けてますね、確実に。
 
・結局ヒドい目にしか遭ってない…?
藤岡くんです。おじさんに追求されている間、彼はずっと正座してたよ。好きな子と温泉旅行に同行出来たのは紛れもなくハッピーイベントだが、かなり厳しい尋問があったからなあ…。正直に答えるのも辛い質問だから性質が悪い。あ、でも好きな子の裸見れたのはラッキーなのか。…いや、アンラッキーだよなー。
 
・次回予告の豆知識
『元々イタリアでは、前菜にスープかパスタが出るんだ。だからどちらを選んでもいいようにスプーンとフォークが置いてあるだけで、両方使えって意味じゃないんだぞ。それを間違って両方使ったのがアメリカ人、マネしたのが日本人。マネすりゃいいってもんじゃないんだバカ野郎』
スプーンとフォークを使ってパスタを食べるのはマナー違反だというのは知ってたけど、由来はそういう事だったのですね。ためになった。これはただの豆知識かもしれないけど、深読みすれば、「(製作会社が変わってアンチが増殖しているかもしれないが、前期を)マネすりゃいいてもんじゃないんだバカ野郎」というメッセージに聞こえなくもないですね。それは邪推ってもんでしょうが(笑)。
 
・マコちゃんの声優さん
森永理科さんて、架神さんと知り合いかなんかじゃなかったっけか?今更ながら気付いて、今更ながら羨ましがってみる。架神さんの話では、確かリアルでもちっこくて可愛いという話だったような。何その完璧セット。仲間内の飲み会なんかで色々なフェチについて恥ずかしげもなく語った事もあったけど、僕の嗜好は結局のところ、(フェチの)割合的には声に寄ってるんですよね。ホント、どうでもいいですけども。

『みなみけ~おかわり~ 1杯目 温泉、いただきます』
原作
桜場コハル
監督
細田直人
シリーズ構成
鈴木雅詞
脚本
鈴木雅詞
絵コンテ
細田直人
演出
細田直人
作画監督
田中誠輝
音楽
三澤康広
CV
南 春香:佐藤利奈
南 夏奈:井上麻里奈
南 千秋:茅原実里
南 冬馬:水樹奈々
マコト(マコちゃん):森永理科
アニメーション制作
アスリード
製作
みなみけ おかわり製作委員会
公式サイト
StarChild:みなみけ

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