[GUNSLINGER GIRL -IL TEATRINO-] 第1話「二人の距離 兄妹」

| 2008.01.15 (Tue) 1:15 AM | [アニメ] | ←前■TOP■次→ |

第1話 「二人の距離 兄妹」

GUNSLINGER GIRL -IL TEATRINO- 4,5年ほど前に1期が放送され、今回はその2期目となる作品。原作を知っている友人と少しばかり話をしたところ、今期、所謂2期がすこぶる評判が悪いという事でした。「なかなか良かった」と言おうと思ってた僕が少々面食らったのは言うまでもありません。なるほど、世間的にはそうなのですか。世間てどこなんだろう、ネット感想?ニコニコ?まあ、それはいい。話を聞くうちに、どうやら「1期は素晴らしかったのにこれはない」という事がわかってきた。スイマセン、1期は全部見てないんですよ僕。そんなヤツの、以下感想です。

基本的に原作イメージからの見解になるのですが、まず、単品で見た時の印象は、「わりとポップな感じになったな」というものでした。キャラデザインは、より原作に近くなったかなと思いましたね。断片的な記憶での見解ですが、1期のデザインは「なんか違うかも」と思った憶えがあります。キャラによるんですけどね。それで頑張って見るほどじゃあなくなったんじゃないかな。あの頃は僕も若かったのです。とりあえず、キャラデザは今の方がしっくり来ました。

あと、大きく変わったのが声優陣でしたね。これは違和感を持たざるを得ませんでした。その最たる理由が、お気に入りのヒルシャーさん。彼は寡黙でやや堅いタイプのドイツ人なんですが、その彼が冒頭から登場するんですね。そしたら、堅物イメージを吹き飛ばす高めのトーンでたまげました。まあ、彼だけでなく、ジョゼや他の義体担当官の声も若いイメージだったので、そういう狙いなのかな、と思いました。
そして、義体の女の子たちはというと、特に違和感なし。ヘンリエッタが思ったより大人っぽくは感じましたが、リコもトリエラもクラエスも問題なし。いいんじゃあないでしょうか。

肝心の内容ですが、全体的にチープ感はあった気がしなくもないですね。作画や動きに関しては、モブキャラの動きを表現するのに画面動かしてるだけとか、チェイスや銃撃戦も過激さに欠けるというかマイルドというか。追跡中なのに、何故か長閑さすら感じられたのは不満点。言葉で表すのが難しいですが、車のドアの、勢いのある開閉に重さがないっていうんですかね。今の「逮捕しちゃうぞフルスロットル」みたいな感じと言うんでしょか。トリエラがマンホールの蓋を軽く開け飛ばすシーンは、効果音と画面の揺れで巧く表現出来ていたように思ったのですけどね。ともあれ、全体的に漂うチープさが気になりました。ヴェスパで車両追跡&銃撃戦って、そりゃないよ。
そうそう、銃撃戦と言えば、血はやはりマイルドでしたね。他の暴力描写も控え目にされていて、このあたりはもうしょうがないですか。銃声などにはこだわりを持っているようで、歴然とした違いがあるように思います。にわかガンオタだけど、本物と比較してどうかというのはわからんのです。本物は限られたものしか知らん。ガンスリの大きな一面を担っている銃のデザインも良い感じ。1期ほどの洗練された感じや重厚さはない(演出の問題だとは思うけど、1期は薬莢とかが非常にリアルな印象でした)けど、なんつーか、原作どおりのアンバランスさがあればいいんです。ぱっと見てそれと分かればいいというか。そりゃあクオリティも伴えば言う事ないけれど、クサするほどじゃなかったし。

総評として言えば、デザイン等は原作に近いけれど、雰囲気は遠くなったんじゃないかと。2期が世間的に受けてないのは、そのあたりに原因があるんじゃないでしょうか。原作は空気感が独特で、それが好きだという人がファンになってそうですしね。その観点から言えば、1期の雰囲気は原作に近かったと思います。ああ、だから評価が高いのかな。そんなに騒がれていた記憶は全くなく、僕は逆に酷評されてたイメージすらあるのですがw。後発的に受け入れられて高評価を得ていったのかもしんないですね。
 
で、このポップでチープなノリになっている2期ですが、それには狙いがあるように思います。言い換えると、狙いがないわけがないだろう、と思いたいのです。全部ヤマカンで言いますが、ポップなノリにしたのは、刹那的なイメージをマイルドにしたい意図と、その一方でそれをギャップ効果として用いているのではないかと思いました。どういう事かというと、少女たちを取り巻く「ガンスリンガーガール」の世界観は出したい、しかしそれは万人受けしない上にご時世的に風当たりが厳しいかもしれない、そこで全体的に明るさを底上げしてイメージを変えつつ、作品が持つテーマは底上げされた分大きくなった「落差」を利用して表現する算段なのではないか、と。監督のインタビュー記事がどっかにあるのなら、ちょっと読んでみたいですね。少なくとも原作者が総監修&シリーズ構成で関わってるので、この方向性で行くとした、何らかの明確な狙いや事情があるように思えるのですが、如何でしょうか。

今後も期待しながら見ていきたいですが、少し気になるのは来週からピノッキオ編に入る事と、そのピノッキオの声が岸尾だいすけさんって事。クリスティアーノがうえだゆうじさんってのもどうかと思うけど、ピノッキオに関しては貧弱なイメージが付いてしまいそうで心配。僕のトリエラをさんざ痛めつけた強者なのに。

OP&ED。そうそう、OPが蟲師に似てるなーと思ってたら、同じARTLANDでした。個人的にはあまり好きではないOPだけど、好みの問題でしょう。1期はマッドハウスだったのでそのあたり信者に槍玉に挙げられてそう。でも、ARTLANDもいい製作会社だと思いますよ。マッドハウスもピンキリっすよ。TRIGUNで好きになった僕ですけど、怪物王女とネウロで大人になりましたよ。


 

どうでもいいですが、僕はトリエラが好きです。ネクタイ少女は最強ですよ。次がクラエス。リコは素直すぎて怖いです。エッタも少し怖いよ。でもとてもかわいいと思います。
 
更にどうでもいい話に入りますが、この「GUNSLINGER GIRL」と「絶対可憐チルドレン」は、僕に「ロリコンって何だろう」という事を考えさせた作品でもあります。ぶっちゃけ、本気で「かわいいよなあー」と思ったわけです。そこ、引かないで最後まで聞いてください。実際僕も自分で、「あれ、コレヤバい?」と思いました。でも大丈夫。色々考えて、問題ない!と結論着きました。
 
何故ならば、僕は別に性的な対象としてみてるわけじゃないのですよ!
 
純粋に、「愛でる」という感覚で、「可愛い」と思ったのです。ロリコンってのは、ようじょに対してやましい感情を抱くわけでしょう?そういうのはないから僕は正常、大丈夫。幼女に対してそういう感情は持ち合わせておりません、「幼女」自体に対しては。
ここで少し限定したのは、厳密には感情としてゼロではないからです。「愛でるという感覚」と言いましたが、小動物やペットに対する感覚と比べた場合、正直なところ同じではありません。そういう種類の「やましさ」の感情はありますよ実際。しかし、それはあくまで「将来的な期待値」であり、幼女そのものに劣情を抱いているわけではないのです。この感情は決して「ロリコン」などではなく、「ロマン」ですよ「ロマン」、いわゆるひとつの源氏物語。よし、理論武装完了、ぼくは正常です。
 
またちょっと脱線しますが、今作のリコが「ぼくのぴこ」のぴこに似てるんですよ。それで思い出したのが、「可愛ければ男の子でも女の子でも関係ないですよ」という友人の意見。そんなわきゃないだろ!と僕は思ったんですよ、その時。何でかと言えば、そのロマンという名の「期待値」がないから。でも、その時彼は「愛でる」という感覚での話をしてたのかもしれないなー。それならば「アリ」だと思う。彼の事を鬼畜だと思ってしまったけど、僕の方がヤラしかったんだ。申し訳ない事をしたなあ。反省します。
…でも、待てよ。その後、「可愛ければどっちでも抜けますよ!」って言ってた気がする。やっぱり彼は鬼畜だな。

『GUNSLINGER GIRL -IL TEATRINO-』
原作・総監修
相田裕(メディアワークス「月刊コミック電撃大王」連載)
総監督
石踊宏
監督
真野玲
シリーズ構成・協力
相田裕
浦畑達彦
脚本
相田裕
浦畑達彦
絵コンテ
石踊 宏
演出
川西泰二
作画監督
白石達也
小林亮
音楽
大谷幸
CV
[ヘンリエッタ] 阿久津加菜
[リコ] 塩野アンリ
[トリエラ] 榎本温子
[クラエス] 水野理紗
[アンジェリカ] 花澤香菜
[ジョゼ] 三戸耕三
[ジャン] 子安武人
[ヒルシャー] 松風雅也
[マルコー] 矢尾一樹
[ピノッキオ] 岸尾だいすけ
[フランカ] 平田絵里子
[フランコ] 安元洋貴
[クリスティアーノ] うえだゆうじ
アニメーション制作
アートランド
製作
マーベラスエンターテイメント
公式サイト
ガンスリンガー・ガール

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