魔人探偵脳噛ネウロ 第1話「食【しょく】」

| 2007.10. 4 (Thu) 9:00 PM | [アニメ, [魔人探偵脳噛ネウロ] | ←前■TOP■次→ |

第1話 「食【しょく】」

巨人の優勝の為、繰り下がり放送に。アカギ、デスノ、クレイモアの放送で見直していた日テレでしたが、これでまた「所詮日テレ」みたいな心象になってしまいました。巨人の優勝は勿論構わないのだけど、繰り下げするなら30分という尺で繰り下げとか、枠にあった下げ方をして欲しいですね。どれだけ遅れてるのかがわかんねーですよ。繰り下げ告知のテロップを番組の最初に出す事はしてるようだけど、その事に一体何の意味があるのか理解不能。番組頭の時間が判明すれば、どれだけ遅れているのかは自ずと判るわ。あれは録画保存組に対する嫌がらせとしか思えないです。かといって、ずーっと「~分繰り下げてます。」というテロップを流されるのもウザいしこれまた録画保存組が発狂しそうになるのでそれはしなくていいですが、常時しょうもない番組を見続けるわけにもいかないので工夫をして欲しいものです。意図的なのかもしれませんけども。

オープニングテーマ

ナイトメアというのは知ってたのでイメージはしていたけど、曲のイメージが違くて若干戸惑った。イメージの元になったのは当然デスノやクレイモアのあの曲調。ネウロの持つカオスぽい要素を排除してスッキリスマートなカッコイイOPになるのかなと思っていたのだけど、一応混沌も混ぜた出来になっていました。テンポがガラッと変わったりするあたりに工夫が見られたと思います。それが中途半端に感じた部分もありますが、しかしまあ全然全く許容範囲。もっとカオスを、なんて贅沢な感想なのでしょう。

Aパート

お好み焼きを頬張る弥子ちゃんからスタート。第1話に至郎田を持ってきた事から、食通(とりあえずそうしておく)という伏線は張っておく必要があったのだろうが、「大食ぶり」という要素が縮小されていたように感じて残念な気分に。お好み焼きに関しては、確か「鉄板全面焼き」のネタがあったはずなのでそれを使って欲しかった。また後述しますが、これは弥子ちゃんを可愛らしく描こうとしているからだと思います。「ネウロ」という作品は女性キャラが少なく男性美形キャラが多い、所謂「逆ハーレム」の形式なので弥子ちゃんを可愛く描くという方針もわからなくはないですが、後述するもうひとつの要素からこの判断はどうかなと思うのです。

既に存在する探偵事務所と名声

ネウロも助手として馴染んでおり、まあこの辺は第1話にDCSを持ってきたわけだから当然の措置。声の方はドラマCDを聴いていれば何の違和感もなし。(吾代さんは別の人になってるみたいだけどね)

石垣のキャラクター

思ったよりも普通でした。しかし今後のイジられ具合、ウザさ具合を考えると、もっとダメな感じでも良かった気がします。とりあえず、リアクションはもっと派手にしてよ!僕的には白石稔でOKなんですが。

貧弱に感じた演出

マンガとアニメを比較する事自体ナンセンスな領域なのかもしれないが、動きや効果音でより濃密且つ派手な演出が可能なアニメ版の方がインパクトが弱いというのは如何なものか。ペンの軌跡を光らせポテチの塩に煌き演出を入れたデスノートを見習え!
ここで指摘しているのは殺人が行なわれたまさにその瞬間の事なのだけど、No.5さん曰く「あの薄壁一枚隔てた向こうで今まさに殺された、という衝撃がなくなってて残念」というのは、まさにその通りだと思いました。色々と本当にマイルドになってる。

異常な湿度の厨房

うん、それがまさにトリックの要な事は知っているのだけど、映像で見ると不自然なまでの湯気に驚愕した。サウナですか?w

至郎田シェフ=大塚明夫

正直、至郎田シェフにはもっと高貴なイメージを抱いていたので、ヒゲ男が浮かんでくる大塚明夫さんのイメージとは合わなかったのは確か。しかし見続けているうち、恐らくこれは変身後のイメージを大切にして選んだ人選なのだな、と理解しました。変身後はマッチしていたと思いますよ、本当に。
イメージの変遷としては、変身後の声がまずあり、その上でシャープな声も可能な声優は誰か、という事だったのではないかと思うのです。
しかしダメだったのは、至郎田が線の細い非力キャラ(変身前)という印象付けに失敗した事。声の持つエネルギーからして、素で至郎田は強いんじゃないかってイメージを抱いてしまうのです。スネークとかバトーとかガトーとかセガールとかがどうしてもチラ付きます。

Bパート

現場検証から試食コーナー。たたたたかが高校生のガキに成功を呼ぶ料理をバッサリ切られて怒り心頭の至郎田シェフ。ダ、ダメだ、ヘビを生で食ってウマイ!とか言ってる人と被って仕方ないww。皿に乗ってるのは実は「旨過ぎる!」と評価してた「カロリーメイト」とか「即席めん」で、それに対して「料理に対して失礼な気がする」と言ってる気がしてならないw。なんて判りやすい失礼さ!狙ってやってるとしたら、大したものだぜ!

魔界777ツ道具

動きや変形はカッコイイ!しかし技名を喋るのは要らなかったのではないか。スーパーロボットや熱血アニメじゃないんだし。テロップでバシーン!とキメた方が決まった気がします。イメージとしては、鬼太郎の妖怪名紹介のような感じ。ドラマCDではCDだから仕方ないと思ってたけど、アニメでも喋っちゃいますかー。
しかしハイテクだ。こんなに便利な道具出してくるんじゃあ、そのうちタイムテレビとか出して「犯人はオマエだー!」とか言い出すんじゃないかって感想書いたのを思い出しました。でも大丈夫、これは「推理物の皮を被った単純娯楽漫画」ですから!読み間違えていたえらく恥ずかしい思い出も、今はもう昔の話です。

DCSを煮込む至郎田シェフ

先程、ワイルドな味覚を持つスネークのイメージがありすぎて料理キャラとして笑いが込み上げると書きましたが、煮込む姿を見てもう一人思い出した。それは、フルメタのアンドレイ・カリーニン少佐。妻が嫌がらせで作ったボルシチを「家庭の味」として認識し、非番日にエプロン姿でキッチンに立ち、調味料をミリグラム単位に拘って再現する彼の姿がフラッシュバック。ううむ、やはり美味しいモノを作るキャライメージに直結しないぜ!至郎田シェフに大塚明夫さんを充てた事は、計算され尽くした配役と認識するよ!

犯人はお前だ!

一緒に居たNo.5さんもそうだったらしいですが、この指差しをブリッジで躱すシーンを動画で見られるのかと思ったら楽しみになりました。絵的に思い描いただけで笑えるぜ!

松井先生風アレンジキャラクター

かわいいコックさんが鈍器で撲殺!松井先生のセンス溢れるアレンジも一応再現。しかしこれは版権がないもの(だと思う)から良かったけど、リアルのび太やサザエさん、他にもたくさんあるけどそのへんどうなるのか非常に気になります。ムチャかもしれないけれど、突き抜けて欲しい。

DCS炸裂!

コック帽とスカーフが残っているのが巧みで卑怯

第1話にDCSを持ってきたのはある意味正解。というのも、この回がネウロというマンガの方向性を一般に決定付けたものだからである事に他なりません。見方や楽しみ方を視聴者に固定させる事は実は重要で、それが出来ていないと全く楽しめず、見当違いの評価をされたりしてしまいます。原作がそうであったように、この作品がギャグに傾倒した娯楽作品である事を示すには、DCSのエピソードはまさに適役。無論ネウロという作品はギャグだけではないのですが、まずは「推理モノとして見てはいけない」という定義付けが肝要であるわけですね。

エンディングテーマ

何とも言えない。今のところは何の感想もなし。普通。しかしこれが「孤独な人に作用する歌」の伏線になっているのであれば、作りとしては良いと思います。オープニング&エンディングを含めてアニメの一部。そういった姿勢が見られれば僕は満足です。

次回予告 第2話「集(コミュニティ)」

第2話でネウロ登場と弥子ちゃんのファーストコンタクトが描かれるのかと思いましたが、オリジナルストーリーの様子。弥子パパの死に様がナイフメッタ刺しからチェーンソーになってました。模倣事件が出来ないようにとの配慮なのかしら。ともあれ、それはまた後に語られるようですね。オリジナルストーリーは正直楽しみ。ウリである新しい「変身」が見られるわけですからね。ぶっちゃけ、これでアニメ制作側の力量が定まるのではないかと思います。マンガとアニメは別物ですが、原作ファンも唸らせるような演出を見せて欲しいものです。…期待は程ほどにしておきますが。

ラストのコネタ

松井先生らしいネタ

松井先生のセンスが感じられるカット。コミックスの隅に描かれるものに似ていますが、このタイプは見たことないですね。あったのはDCSレシピでした。これがスタッフの模倣によるものか松井先生本人のネタなのかは判りかねますが、エッセンスはビシバシ感じられます。ていうか、商品名に「ドーピング」って入れてる時点で至郎田シェフに後ろめたさは皆無だったんだなと思いました。至郎田シェフはドラッグ調味料を本当にウマイと思ってたんですよ。



アニメ版で大きく違って感じた部分

なかなかGOOD!だと思いつつ、終始にわたって違和感を感じていたのは確かな事実。その原因がどこにあるのかと分析すると、メインヒロインの弥子ちゃんにあるとみました。
弥子ちゃんがどうかって言うと、まず可愛い。いや、原作でも可愛いのだけど、普通にキャラとして可愛いというかですね、一見してヒロインヒロインしてるんです。その設定自体は原作と全く変わらないのだけど、アニメでは作画力のアップが見られます。金髪スレンダー美少女で声も可愛いとくれば、もうお姫様設定にあと一歩ですよ。その影響からなのか、アニメ版は扱いまでヒロインの恩恵を受けているように見受けられました。一応はネウロの虐待を受けてはいるんですが、どうにもマイルド。言葉攻めと首ぐりんくらいで、眼球に注射しようするような一見してヤヴァイ!というような描写は見られません(このへん指摘したNo.5さんは流石だ)。首ぐりんなんて司馬懿なら素で出来るってもんです。以前に僕のサイトのBBSでも「弥子ちゃんへの虐待は見ていて気持ちの良いものではない」という意見があったように、過度のイジメ表現として捉えられる事を危惧したのかもしれません。確かにそれは充分に考えられそうな事。プラス、弥子ちゃんを萌えキャラ化する事でマーケットの拡大を狙えるとなれば、この変化は有り得そうですね。
しかしこの事が、ネウロが元来持っている「とんがった部分」を丸くしてしまっているのではないかと思うのです。先に述べた「大食ぶり」が縮小されている事も合わせて鑑みれば、この変更は僕的には失敗なのではないかと思いました。勿論、可愛くなった事で喜ぶファンもたくさんいるので、作品評価としてダメとは一概には言えないですが。この辺りはもう楽しみ方の問題。


ブラボー…おお…ブラボー! 最初ブラボタンにしようと思ったけど、なんかやらしいからやめたんだぜ

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