2007UJ04月号SBR感想 『#24 湖畔のルール④』

| 2007.03.19 (Mon) 12:28 PM | [SBR感想, [荒木IZM] | ←前■TOP■次→ |

 ジョニィ絶叫!!
 「泉」の条件、クリア失敗!?

「この泉で得たものは日没までに全てを使い切れ」

湖畔で課せられた泉のルール。使い切ろうにもまとまったカネは逆に増殖を呼び、普通に消費できる金額ではなくなっていた泉のカネ。しかしここは資本主義の世界、カネさえあれば何でも出来る!少年誌上で過去に例を見ない、「カネで用心棒を雇って敵を一掃」という方法で危機を脱したジョニィとジャイロ。なのでしたが、あろう事かジャイロが木の実化ッ!泉のルールで得たもの全てには、目的である遺体の「耳部」と「右腕部」も含まれていた罠!相棒であるジャイロの抗いようのない危機に絶叫するジョニィ!

心の叫びッ!!!

 

そして彼の危機を救うためにジョニィは…ッ!

ジョニィ:「この手に入れた2部位の「遺体まで無くせ」…というのか?」
ジョニィ:「ぼくの唯一の生きる希望 これを手に入れるために命まで賭けたんだ!その遺体までゼロにしろと!?」

ジョニィ:
「イ 嫌だッ!」
ジョニィ:「何のためにこのレースに参加してこんなところまで来たというんだ!?無くすなんてどうすればいいかわからないし……………
ジョニィ:
「絶対にイヤだッ!」

ジョニィ:「今!ぼくの肉体は何ともない…………………木の根化して連れて行かれるのはジャイロ!」
ジョニィ:
「……ジャイロ…だけ………………だ!」

 

目ェ逸らしちゃったよ、ジョニィ!!?
僕はてっきり、ジョニィだけが罰則ルールが適用されないあたりからヒントを得て、遺体を使い切る方法を模索するもんだとばかり思ってたのだけど、いやー普通に見捨てるとは。手を差し伸べず目を逸らすって、完全に見限っててビックリした。ジャイロはもっとびっくりした。

 

ジョニィのいろんな思いが入り混じった絶叫がこだまする頃、湖畔の大木ではとある変化が。ジャイロの顔が幹の最後尾に浮かんだのです。これで最前部の位置、つまり番人として囚われていたシュガーたんは解放されます。自分の番が終わった事で少し安堵するシュガーたんでしたが、彼女はこの後も父と母の解放を待たなくてはなりません。何時になるのかと気を重くするシュガーたんの背後で更なる変化が!なんと、シュガーたんのパパとママも解放、さらには捕らえられていた全員が解放され、ジャイロも木の実は小さくなって元の場所に戻っていきます。そして戻った場所では、泣きじゃくるジョニィの姿が。

鼻水までダラダラです。

 

ジョニィは最後の取引きをしたのです。ジャイロを助けるために、遺体の2部位を生き残っていたイレブンマンズの最後の一人に渡すという。。。

うーん、そーいう解決方法で来ましたか。確かに泉のルールは絶対的なものがあり、トリックやイカサマでなんとか出来るものではないと感じつつも、何かしらの機転で切り抜けると予想してた僕には想定外でしたね。しかしこの友情演出もグッドです。ジョニィの涙は遺体の喪失ではなく、ジャイロのためと思いたいですね。解決した後、遺体と交換で得たワインで乾杯するシーンはグッときましたよ。

つくづくこのミッションは、イレブンマンズの襲来と重なっていなければクリア不可能な難問でした。しかし、一度見限った事でジャイロとの関係はこじれてるんじゃあないかと懸念したんですが、それは杞憂に終わったようです。ジャイロ、人間が出来てるぜー。これがフツーの女とかだったなら、「なんですぐに決めらんないのよォー、それに一度見捨てたわね?信じらんない!サイテー」とかいって、絶対に禍根を残すんですけど。

ともあれ、泉の試練は見事クリアー。この呪縛から逃れるには「全てを敢えて差し出す」覚悟が必要だったわけで、それを乗り越えたものには「最後に真の全て」を得る資格を得るらしいです。
最後に全てを得る、なんて、まるでいつぞやのDioさまのセリフみたいですね!

「どうせ最後に追い抜くのはこのDioだ」!


一番最後でなくても、もうすぐ日没なんだから一体になってしまって何の能力も発揮できないケガ人のイレブンマンズ最後の一人を追跡して日没後に殺っちゃえば良かったのに、と思う僕は卑怯でしょうか。

 

 

一方、場所は変わってシカゴ近郊のミシガン湖畔の鉄橋。ここには療養&追跡中のDioさまがいました。そのDioさまに声を掛ける男が一人。

???:「『鉄橋』の上なんかで待たなきゃあ良かった… ケツが凍えそうな世界って感じだ…」
???:「レースの調子はどんな世界だ?…ミスター ディエゴ・ブランドー」


もうね、最初誤植かと思いましたよ。何がってこのセリフの2行目。普通に感じれば、「レースの世界はどんな調子だ?」て感じだと思うんですよ。レースに出てない人なら、そういう聞き方をしてるくるのが自然かなと変換しそうになったんですが、これは間違いでした。荒木ワールドでした。
この人、「マイク・O」っていう大統領の側近なんですが、とにかく語尾に「~世界」って付けたがる人でして、とにかくウザい。それはDioさまも感じていたようで脳内で皮肉っておられました。しかしブラックモアといい、どうしてこうも大統領の側近はウザい口癖なのでしょうか。大統領はイラッとこないのかなー。大統領ともなるとやはり器が違うのかもしれない。僕ならブラックモアのはともかく、マイク・Oのはガマンできない!

とにかく、この男が聞きに来たのはDioさまが持つ「裏切り者」の情報でした。Dioさまはスタンド使いの手下(サンドマン)を得るお返しに裏切り者の情報を渡す約束をしてたんですね。それにより伝達された裏切り者の情報は、「体重が51kg以下の女」というもの。「これで捕まえたも同然だな…」とかDioさまは言ってますが、以前は「何者かまですぐにつきとめられる!」とまで言っていたような…。マイク・Oもそれで納得して帰ってしまうし。この人、帰ってから怒られるんじゃないかなあ大統領に。。。

で、シカゴの大統領官邸。怒ってませんでした、大統領。心が広いなー!さすがはビール一気飲みするだけあるね。今日の大統領カールも凛々しいです。
ファニー・バレンタイン大統領はマイク・Oの報告を受けて可能性は少ないと思いながらもDioの分析を信じ、捜索対象を体重51kg以下の女、それも読唇術をマスターしているという条件を付けて追い詰めよと決断します。これを受けてマイク・Oは「能力」で捜索を開始。その能力とは、釘に空気を吹き入れてチューブバルーン状にし、、バルーンアートで生命を作り出すもののようです。それで犬を作り、裏切り者がマウンテン・ティムへの連絡手段に使った電話機の臭いを記憶させて追跡を始めました。能力名は「チューブラー・ベルズ」。遠隔自動操縦の能力のようですねー。この能力で追跡&処刑の許可を得るマイク・O。どうでもいいけど、体重51kg以下女性とか、読唇術が出来るとか、そういう手がかりは全く要らなかったんじゃあないですかねコレ。Dioのヒント、まったく意味なし!!!

と思ったら、それとは別に捜索はされていたのでした。レース関係者の妻子に対し尋問があったようです。ブツクサ文句を垂れていたのは、おなじみ双子のレース進行係。ワケの分からない質問を政府関係者にされたといって、スティール氏に愚痴ってました。質問の内容は以下のとおり。

「おまえはあの夜町を出たか?」
「おまえの妻と娘たちは あのときどこにいたか?」
「体重は51kg以下だな?」
「『読唇術』が出来る者を知っているか?」


こいつらはどうかしちゃったんでしょうか。あの嵐の夜にルーシーが町を出た事も知っている数少ない人物な上に、内容から女性を探している事にも気づけそうなもんです。読唇術なんて自分らが教えてたクセに、「心あたりがまったくない」」とか白々しいのかアホなのか。どうみても庇っている様子には見えないし…。「あんな嵐の闇に町を出る者なんていないっつーの!」とか、ジャイアンンライクに言ってる場合じゃないよ。見てただろオタクらは!!


まあ、おかげで追っ手が迫っている事をルーシー当人が察知するに至りました。うろたえまくるルーシーたん14さい。机に手を付いてガタガタ震えて恐怖が伝わってきます。でも、その構図はなんかヤラしいです。

ジョニィのシルエットの位置がまた、ある意味さあー

 

しばし恐怖に涙するルーシーたん14さい。しかし追っ手が迫っている事実から、いよいよ行動に移ります。やるときゃあやるんですよ、ルーシーたんは!ブラックモアも始末してますしね!

何を思ったのか図書室でカードを調べるルーシーたん。そして4冊の本を探します。

「ジキル博士とハイド氏」
「密やかな午後」
「フィラデルフィア・ビューズ」
「四つの署名」


「ジキル博士とハイド氏」はロバート・ルイス・スティーヴンソン著の二重人格ミステリーホラー。海外の映画では何故かモンスター扱いになっているのが僕は気になってます。あれってヴァンパイアとかと並列していいものか??
「密やかな午後」は14さいのルーシーたんが口を押さえて赤面するような、しかし凝視してしまうような挿絵入りの内容の本でした。レズ系の。興味津々なルーシーたんが初々しい。僕のこの感覚は正しいのかな?この本がリアルにあるかどうかは不明です。
「フィラデルフィア・ビューズ」はよくわかりませんでしたが、「四つの署名」はシャーロック・ホームズ・シリーズの一冊。しかも最新刊のようでした。
これらを見て、何か思いついたようなルーシーたん。一体何をするつもりなのか。そして、恥ずかしい履歴が残ってしまっている図書カードは誰のものなのか!?

道のベンチで「四つの署名」を手に読書に耽る少女が一人。それはルーシーたん。その彼女に通りがかりに声を掛ける女性が。黒髪で頭のてっぺんで髪を結わえたその女性は誰あろう、ファニー・バレンタイン大統領のファーストレディ、スカーレット・バレンタインでした。

 

「ごきげんよう」はHPもこなしている米国女性の嗜み

そう、ルーシーたんは大統領夫人から近づこうという魂胆なのです。やるときゃやりますよールーシーたん!

まずは時事的に新鮮な「四つの署名」でツカミはOK。しかも推理小説という特性を活かして結末を言うな言わないといった和やかムードに持っていきました!やるときゃやります、ルーシーたん14さい!

二人で近寄って話せるような和やかムードを作ったところで、ルーシーたんは眩暈を覚えたフリをして夫人に寄りかかる!そして、

さりげなく、しかし確実にッ!

乳首摘まんだーーー!!!

 

 

えええええーーーーーーーΣ(゚Д゚;

 

 

僕もSPと同じリアクション取りましたよ!
しかしこれに止まらず、再び立ち眩み第二弾!

ポイントは血管の上ッ!

首スジ舐めたーーーーーーー!!!Σ(゚Д゚;
攻める!攻めるよルーシーたんは!今宵の舌技は一味違うッ!めくるめく百合ワールドッ!

 

何を任せてほしいんだ。

そしておまえ達はちょっと落ち着け。気が動転するのはわかるが落ち着け。


いやーまさかの百合ワールド突入でビックリしました。UJに移った荒木先生は冒険するぜ!
レースとはまったく違うところで、異様なまでの盛り上がりを見せて来月号にTo Be Continued...!

出典) 『STEEL BALL RUN』 荒木飛呂彦/ウルトラジャンプ・集英社

ブラボー…おお…ブラボー! 最初ブラボタンにしようと思ったけど、なんかやらしいからやめたんだぜ

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