2006UJ12月号SBR感想 『#20 黄金の回転へ!』

| 2006.11.19 (Sun) 12:20 PM | [SBR感想, [荒木IZM] | ←前■TOP■次→ |

 貴君に裂帛の意思は有るや無しや

ウルトラジャンプ12月特大号には、SBRコミックス10巻収納BOXが特別付録として付いてきます!かく言う黒鈴も颯爽と購入致しましたよ。それについての記事はこちら
劇場用アニメーションの公開日も2007年2月17日に決まり、プレミアムチケットもゲット。カードゲームプロジェクトもこれに伴って進んでいるようで、ファンとしては「幸せの繰り返し」状態な様相を呈しております。スデに出ているPS2ゲーム、超像革命のフィギュアの軌跡を引き継いで、黄金の螺旋を描いて荒木ワールドは拡大する!

 

【本編】

女は乗せないけどジョニィはOKなのね、ヴァルキリーに乗るの。ま、当然と言えば当然なのですけども。


そんな表紙は置いておいて、ジョニィの爪弾が黄金の回転によって進化ッ!『タスク』って名前があるのに、もう誰もそんなの呼んでません。ジョニィの事もジョナサンなんて誰も呼んでないもの、些細な事ですねそんな事は。

そうそう、爪弾の進化でした。これこそ「できるわけがない」と思えた黄金の回転は、爪弾に今までのフリスビー回転とは違った、指を軸にドリル回転するものに変貌を遂げさせ、明らかなパワーアップをもたらしました。
たとえるなら!指から発射される空裂眼刺驚。その威力は水を巻き込み大地を貫いて尚その勢いを保持。ちょっと地面が堅かったら穴も掘れない以前の爪弾とは雲泥の差。しかしその代償は当然の如くあり、威力が上がった分、今まで無限だった段数が指の数分と制限がつきました。

 

 

 

 「私タチハ成長シタンデス 『パワー』モ強クナッタンデス
 ACT1ヨリ弾数ガ少ナクナルノハショーガナイコトデス」

 

というわけで、タスクACT2でサンドマンと対峙するジョニィ。スペースリバースティンギータスクをサンドマンに向かって撃つも、短刀の風切音(ヒュンヒュン)を具現化しガードするサンドマン。こんなオブジェが羽咋市にありますが、まさにそんな感じ。ドラえもんで言うと、コエカタマリンみたいな。
ともあれ、進化したタスクを難なくガードされたジョニィはサンドマンとの能力の差に、「意味ねえー!」とピヨひこ並みに心の中でボヤきます。そしてジャイロに泣きそうな顔で「すまないジャイロ…僕には何もできなかった…」と嘆くジョニィ。顔が近いよ、顔が!頬に手を添えるんじゃあないッ!

宿命に追いつかれたと諦めムードのジョニィでしたが、追いついたのは宿命ではなく弾痕。先に撃ったタスクの弾痕が移動、そのまま音文字の発信源であった丸い恐竜の股間に直撃!恐竜の消滅と共に迫っていた音文字も消滅。突然の事に気をとられていたサンドマンの足元にも弾痕が迫り、そしてマッスルがイカしてるフトモモで炸裂ッ!もう少し上まで登ってきていたらタイヘンだったよ、サンドマン!

このずらしんぼの如き追尾能力に一番驚いていたのが当の本人、ジョニィ・ジョースター。先ほどサンドマンに弾かれ、3つに分かれて木に命中した弾痕もサンドマンに向かっていきます。すんでのところでこれを回避するサンドマン。ジョニィは迫り来る音文字に対処すべく、川岸に並ぶ恐竜の始末を優先。この新能力のおかげで恐竜は全滅、この事態を受けて直に始末すべくサンドマンは本来のスタンドのデザインを見せてジョニィのタスクACT2と対峙します。

 

そしてここでまたも新たな驚愕の事実が判明。サンドマンの名も偽名だった!!!

サンドマン:「それは白人が勝手に聞き間違えて呼んだ名前」

サンドマン:「直訳は『サウンドマン』」
サンドマン:「我が部族の言葉で『音』を奏でる者と呼ばれている」

砂を操る描写など、タダの偶然だよぉぉぉ~~んみたいなこの展開。しかし能力に直結した説得力もあり、これは素直に受け入れられる範疇です。「音」と「部族」で幻影旅団のボノレノフさんを思い出しました。ひょっとして部族の名前はギュドンドンド族ですか?どうでもいいですけど、偽名が多いですねー。これじゃデスノートも役に立たないよ!

 

ジョニィのタスクACT2に残された弾数は2発。それを躱しつつ接近しなくてはいけませんが、持ち前の脚力で間合いを一気に詰めてきたサンドマン。あぶなァーい上から襲ってくるッ!

ジョニィがサンドマンに向かって一撃!しかしそれを文字で防ぐサンドマン。弾かれた爪弾は3つに分離し地面へ着弾、そのままサンドマンの着地地点へトレース!これをサンドマンは今しがた出した文字にしがみつき落下を一時回避。数秒でその追跡能力を失う爪弾弾痕の弱みを突きます。

間合いをかなり詰めたサンドマン。残り段数一発のジョニィ。ここからガードのための文字塊を出しつつ自分は滞空し、弾痕が地面に出来ても構わないという体勢でさらに接近を試みるサンドマン。ジョニィは最後の攻撃を繰り出しますが、それは見当違いの方向へ発射された!その先にあったものは蝶々でした。羽根を打ち抜かれた蝶々は、そのままサンドマンの背に落下、そして羽根に刻まれた弾痕はサンドマンの背からマッスルがイカしてる胸板へ移動ッ!致命傷を奪うべく、弾痕が心臓に迫り来るゥー!。これを右手を犠牲にしてガードするサンドマン。ギリギリだったが全弾使い切ったジョニィに勝利を確信するサンドマンでしたが、ジョニィは自信満々にぼくたちの勝ちだと宣言します。そうだよ、足の指からも撃てるんだよね!ちょいとカッコ悪いけどまあいいかって思っていたら、なんと爪のあるうちにバックルから鉄球を生成していたジョニィなのでした。しかも鉄球まで扱えるなんて、回転を完全にものにしています。幼き頃から英才教育を受けてきたジャイロの立場がねぇぜ!

ジョニィはサンドマンに後ろに下がるように言いますが、サンドマンも尋常ではない決意の元に立ち塞がった男。そう簡単に引き下がるわけもありません。しかもこの距離は至近距離。ジョニィのタスクACT2が早いか、サンドマンの「イン・ア・サイレント・ウェイ」が素早いか、「試して」みる価値はある…。西部劇風に言うと、「抜きな!どっちが素早いか試してみようぜ…!」というアレです。


次の瞬間、同時に繰り出されるお互いの攻撃!しかし、腕のリーチの分、ジョニィの方が素早かった。鉄球はサンドマンのノドを貫き、背後のスタンドを完全に破壊ッ!
アレ…?スタンドはスタンドでしか倒せないのでは…?まあ、ノドを貫いた事で致命傷というセンもあるのでそれには深く触れないことにしましょうか。かくしてミシシッピに倒れたサンドマン。川面に突き立ったサンドマンの短刀は、さしずめ墓標のよう。砂漠の砂粒ひとつほどの後悔もせずに、ただ故郷に残した姉の幸せを願って倒れたサンドマンの体は、ミシシッピの悠久の流れに任されていったのでした。

 

そして、勝ったとはいえ満身創痍のジョニィ&ジャイロ。特にジャイロの傷は腕と足がブッ飛んでおり深刻です。ジャイロを気遣うジョニィですが、そのジャイロの頭の横を横切る白ネズミのダニー。このダニー、ジョニィは宿命が追いついてきたシンボルとして捉えている節がありますが、ここのところのダニーはラッキーアイテム。彼が現われる先には幸運がもたらされます。今回ダニーが運んできた幸運は、SBRの回復役こと、ホット・パンツ女史でした!

しかしこのホット・パンツ、なにやら様子がヘンです。来るなり、「奪われてはいないんだな?」とジョニィに問いかけました。ええ、奪われたって、ひょっとしてジョニィの貞操とかそーゆー…!そりゃ確かにパンツ女史が来る前、ジョニィはジャイロに覆いかぶさるよーにしてましたけども!だから寧ろ心配すべきはジョニィではなくジャイロであってですね、えーと…

ホット・パンツ(仮名)は見た!

戸惑うジョニィと読者を尻目にパンツ女史が取り出したるはひとつの袋。袋ってそーいう意味の袋じゃないですよ?物を入れる道具袋です。なんとそこにはジャイロの国の紋章が刻印されていたッ!そしておもむろにジョニィに乗っかって衣服の下からジョニィのアレを引きずり出した!

ホット・パンツ:「暴れるな…その状況で 無駄な抵抗だ」



一体ジョニィのナニが引きずり出されているのかァーッ!?

 

 

 

 

 

 

 

ハイ!もちろん遺体だったぜ!(メゾン・ド・ペンギンの夢オチ先パイみたいなノリで)

 

 

それはさておき、サンドマンの脱落と共に生まれたホット・パンツの新たな謎。彼女に遺体の左腕・脊椎部分は回収されてしまいましたが、ジョニィとジャイロの傷は治してくれた上に馬も連れてきてくれてイカダまで作ってくれました。そして能力までは取らない、という意味深な発言。スタンド能力は遺体によってもたらされたものではないのか?それとも潜在的な能力を発現させるキッカケに過ぎないとでも言うのでしょうか。彼女の目的、行動、素性。。。その全てが謎に包まれたまま、SBRはTo be continued…!

 

 

おまけ。

ノリスケ・ヒガシカタは人知れず再起不能… かと思いきや、ホット・パンツによって治療されていた模様!レースに復帰しそうな上、今後の展開にも絡んできそうな予感…!サスガ前世で主人公格の流れを汲んでいたキャラは違うぜェーッ!
ところで僕は、ノリスケの傷を治す時に、ホット・パンツ女史がアレに指を突っ込んだかどうかで思いを巡らせちゃったよ。そうそ、二つあるというおヘソね。ちょうど刺された箇所がそのあたりだから見たと思うんだ。
結論としては、「入れた」に一票。潔癖っぽいパンツ女史がそんなコトするわけがねェーぜッ!という人もいるでしょうが、僕は好奇心がツンツン刺激されたとみたね。ひょっとしたら、ヘソからスプレー突っ込んで注入したかもしんない。

出典) 『STEEL BALL RUN』 荒木飛呂彦/ウルトラジャンプ・集英社

ブラボー…おお…ブラボー! 最初ブラボタンにしようと思ったけど、なんかやらしいからやめたんだぜ

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