2006UJ08月号SBR感想 『#16 ルーシーの決意』

| 2006.07.19 (Wed) 12:11 PM | [SBR感想, [荒木IZM] | ←前■TOP■次→ |

叡智、勇気、畏友、ここに在り。

 

ウルトラジャンプの編集者さんは、相変わらずアオリも巧みであります!
「いゆう」と書いて、「とも」と読む!カッピョイイィィィーーッ!

そしてまたまた表紙&巻頭スタートゥ!

【本編】

さあああーッジャイロ・ツェペリ余裕の走りッ!

なめらかにGOAAA~~~~L!!

 

今回はゴール前のデッドヒートはありませんでしたッ!なめらかです、実になめらかなゴールインでした。なのでジョニィも不慮の事故を装うことが出来なかったのか、おとなしくジャイロの後でゴールしております。自分の着順が何着なのかを気にするジャイロ&ジョニィの背景で妻の行方をキョロキョロするプロモーターが一人。さらにその頭上から予期せぬ裏切り者の登場に威信の乱れを警戒する大統領。必ず見つけ出しブッ殺してやると目をギラギラさせています。そこへひょいと姿を見せたのはターゲットのルーシーちゃん(14)。渦中の人物が集いまくりのこの状況。そのぞれの思惑、陰謀が渦巻くぜェーー!

場面は変わって4th.STAGEの着順結果。補給所で水を飲んでいただけのポコロコにキレつつ、サンドマン、不機嫌気味のホット・パンツの姿を確認。彼女はリンゴォとの激戦の後、クリームスターターを無断使用された挙句、胸をまさぐられ廃屋に放置されたので怒っているのは当然といえます。ひょっとしたら、ホントにローストビーフサンドイッチの肉だけ抜き取られていたのかもしれません。そりゃキレるわ。

そういった上位の面々を横目に着順を確認するジャイロ&ジョニィ。結果から言うとジャイロは3着、ジョニィは4着。ドットハーン、サンドマン、ホット・パンツらは抑えましたがポコロコには先着を許してしまいました。そして注目の4th.STAGE優勝者は何と…

 

ノリスケ・ヒガシカタッ!

 

御年68歳。仙台藩出身のご老人で武器は日本刀ではなくライフル。ヘソがふたつあって、イタリアの新聞記者に取材された事を「新聞にのったのよん」と、アピールしちゃうヘンな人です。水を汲む順番を割り込んだホットパンツに対し、「貴方が先ですな…ちなみに拙者は1位でしたけど」と、礼儀正しくイヤミったらしくホットパンツを撃退します。礼儀正しいというか、オチャメ系のおじいちゃん。しかし匂いか観察力かでホットパンツが女性だということは薄々感づいているような一面も見せていました。乗助・東方…乗り物の「乗」に「助」ける?けっ!これからてめーを乗助(じょうじょ)!ジョジョって呼んでやるぜ!

とか言っている間に帝王Dioが到着。シルバーバレットにダメージがあるために下馬しての入場で、54着という着順からか視線も伏目がち。しかしその眼光はまったく輝きを失っていません。暫定1位の男を上位陣が見守る中、この先の更なる強敵として警戒するジャイロ&ジョニィ。

「嫌な野郎だぜ…ああゆーのが…一番嫌なタイプだ…あいつは本当にムカつくぜ」

ものすげくキラわれてますDioさま。ジョニィは前から(ヤキモチからか)過剰なまでの拒否反応を示していましたが、ここに来てジャイロも相当な嫌いっぷりです。血筋のせいでしょうか。どうでもいいですけど、ジョニィとジャイロ、顔が近いよ、顔が。

 

 

ここで遺体ゲットの瞬間に回想します。


「ジャイロ!何だ!?一体何が起こっている!?ぼくの背中がどうしたんだ!!」


エライことになってますよぅ、あなたの背中!しかし脊椎の力で次の遺体の場所が示されました。地面に描かれた地図は五大湖。しかも示された遺体の場所は3箇所です。流石は最重要部位・脊椎!示し方もダイレクトに地図表現に文字記述と大フィーバーであります。これを受けてか次のステージは5th、6thと続けて描かれるようです。この間には休憩もないのかなー。常々思っていたんですが、休憩があったりなかったりするのはどういう事なんでしょうね。4thステージ終了の今回はみんなが休憩をとってました。何時とっても構わないけど、行程のキツさとかで大体の人が同じような休息ポイントになるんでしょうか。うーん、よくわからない。生ツバゴクリもののタイムボーナスや飛びぬけた優勝ポイントから成り立つレースの性質上、コンスタントに上位を取るよりどこかで一度でも優勝を取ったほうが有利なんですけどね。

 

遺体に関しての情報、大統領のこと、ルーシーの目的、そして現状の整理とを交換しつつジャイロが出した結論は、ジョニィをもってして「ヒドいヒドすぎるぞッ!ジャイロ・ツェペリッ!」とまで言わしめるものでした。その結論とは、ルーシーは何食わぬ顔でカンザスへ戻り、スキを見て大統領から心臓部位の遺体を盗むという大胆スティールミッションでした。稀代のイケメンを惑わせた魔性の女が、今度は大統領のハートをスティール!?

ルーシーの目的は夫とともにどこか遠くの外国へ逃がして欲しいというものでしたが、ジャイロ&ジョニィがレースを抜けることは出来ないという事実、そして逃げ切れたとしても誰かに怯えて毎日を過ごす事に何の意味があるのか悟し、決心を促します。事実、逃げた先には平穏な生活などは期待できないですし、真の安心を得るには立ち向かうしかない事を悟るルーシーなのでした。ジャイロも鬼ではないので盗み出すツール(遺体と遺体は引き合う)としてジャイロの持つ『右目』をルーシーに渡します。鉄球アイは使えなくなってしまいますが、オレには鉄球の「技術(ワザ)」がある、と言ってのけるジャイロ。そして決してヴァルキリーには乗せたりはしない。しくしくしくと泣くルーシーを泣きやますこともしない。しかしジャイロなりの二人の幸運を祈り、カンザスへ出立です。微妙にカッコイイす。ジャイロの言う「真の勝利」の形がルーシーに伝わってまことに良かったです。

 

 

ここでまた場面は変わり、今度はDioさまです。寂びれた路地裏で何をしているのかと思えば、そこに来たのは大統領の側近でした。単刀直入に遺体との取引を持ちかけるDioさま。しかしすぐさま大統領本人ではなく、側近が来たことに対してイチャモンをつけます。側近が帰ろうとすると手のひらを返したように、


「わかったよ…わかった!待て!行くな!戻って来てくれないか!」


Dioさまはツンデレでした!引き止める際にはこれでもかという程の折れっぷりを見せつつも、その後の会話ではなるたけツンツンしようとしてます!そんな萌えポイントをアッピールしつつ、協力関係を持ちかけるDioさま。Dioの目的はジャイロ&ジョニィに復讐する事。それが満たされれば遺体は回収して渡すという条件をしらばっくれつつも様子を窺う大統領一派でしたが、この後、Dioさまがプラス条件にカネを地位を要求すると、彼らの眼が一変します。それもそのはず、Dioさまが要求したのはニューヨーク・マンハッタン島。。。下層階級出身のいちジョッキーが要求するには大それたものです。当然、カンに触った大統領一派。おまえなんかすぐにでも処刑できるんだぞ…と脅しをかけて交渉決裂…に見えたのですが、ここでDioさまがエースを切りました!


「『裏切り者』がいるんだろう!?あんたらの身内の中にさ…知ってるぞ」


この時点でDioさまが大統領の身内に裏切り者がいるなんてことは知る由もないと思うのですが、カマでもかけたんでしょうか。ブラックモアって名前を知っていたのだってビックリです。Dioさまの言うとおり、ジャイロとジョニィ、そしてもう一人が存在した事は足跡の体重から(これもスゴイことですけどね。何キロでどのくらいめり込むかがわかってしまってるってことですし。地面の柔らかさとかもあるのに、Dioさまなら完璧に分かっちゃいます)知りえる事ができるかもしれませんが、倒れていた男がブラックモアって事、そしてそこにいたもう一人が大統領の身内であった事までわかるはずもないと思います。でも、誰に教えられるでもなく、TURBOの二進数に気付いたDioさまだからわかっちゃったのかもしれません。

この切り札に対し、大統領側は興味津々です。裏切り者は威信のためにもスグにでも割り出したいところだった情報。しかしDioさまは、ジャイロたちへの復讐が終わるまではおしえたげません!とツンツンです。そのためには具体的に、スタンド使いがひとり欲しい、それもDioの忠実は部下として、チームでジャイロたちを始末すると宣言。自分は追いつけないんだから、部下ひとりに行かせるような気もそこはかとなくしますが、とにかくこの提案に、大統領から「許可」が出ました。Dioを始末するために潜ませておいたスタンド使いを協力させます。部下に同行するということは、当然レースを共にするわけで、必然的にレース参加者ということになります。Dioもその人物を知っていたようで、ついさっき一緒に「水」を飲んでいたと言っていました。その「能力」は、かなり謎が多い能力のようなんですが、攻撃の際の音のエネルギーを赤ん坊のような生命体(?)に変える能力…でしょうか。この生命体が破壊された場合、「音」のエネルギーが破壊のイメージとなって実現する能力のようです。ウッカリビンでできた物を壊してしまったDioさま、手首につけていた時計のおかげで大事に至ることはありませんでしたが、側近の忠告を無視しケガするところだったというのに、Dioさまときたら、


「…なるほど……ほんのちょっぴり気に入ったよ」
「ところで頼みがある… …今 何時か教えてくれないか?」



誰が相手でも、どんな状況でも、ツンツンだぜ!Dioさま!でも、時折解凍系だぜ!それを見逃すんじゃあないぞッ!

 

 

 

□追記□
話の腰を折らないように後で書こうと思っていたら、すっかり忘れてました。
中盤、ジャイロがルーシーに、大統領の心臓をスティールしてこい!っていう大ゴマのキメポースの下の方に、

”SCREEN TONE” by SHINNOSUKE 「SOUL'D OUT」

って書いてあるんですよ!SHINNOSUKEって荒木先生がCDジャケットをデザインしたSOUL'D OUTのメンバーですけど、そんなに懇意にしてるんですか!?生原稿に触れ、そして手を加えるなんて…ッ!生ツバゴクリのよだれずびっ!体重が減ってもかまわねえぜ!ミスった場合は焼身自殺します。

 

 

【ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド ゲーム情報】

今月はレポートマンガはお休みか!?見落としただけかもしれないけど、今月のゲーム情報は折込広告でした!

それによると、ついに発売日が決定ッ!その日とは、10月26日(木)だッ!しかも何と!予約特典として、劇場用アニメーションの設定資料はお宝映像が納められた「荒木飛呂彦25th Anniversary Projectスペシャルディスク」が付いてくるというのだッ!さらにゲーム購入者の中から抽選で「石仮面」のプレゼントも企画中ッ!こ、こいつは期待が膨らむぜェェェーーーーーッ!とりあえず僕は、「予約しよう」と心の中で思ったので、スデに「予約」したぞッ!

出典) 『STEEL BALL RUN』 荒木飛呂彦/ウルトラジャンプ・集英社

ブラボー…おお…ブラボー! 最初ブラボタンにしようと思ったけど、なんかやらしいからやめたんだぜ

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