2006UJ05月号SBR感想 『#13 緑色の小さな墓標』

| 2006.04.19 (Wed) 12:02 PM | [SBR感想, [荒木IZM] | ←前■TOP■次→ |

今、オレたちこそがSEXY!

 

ウルトラジャンプ5月号

肩越しに流し目を送るジョニィに、寝そべって上目遣いをするジャイロ!
その上ではヒザにヒジを立て、ぶっきらぼうに髪をかきあげながらやや気だるそうな表情のルーシー!



ジャイロとジョニィはSEXY!ルーシーは男らしい!(14さい)



アオリの意味も含めて、構図の意図も、ウルジャンの意図もまったく読めません!!!

 

 

さてそんな今月号は5月号。またも表紙を飾ってしまいました。昨年の4月から数えて14冊目。そのうち5回目の表紙です。一年の三分の一近く表紙を飾っています。WJじゃあ考えられない!そこにシビれるアコがれるゥ!

それだけではありません。
特性ピンナップが付く上、5月には早くもメチャカッコイイカバーの新刊が震撼発売。SOUL’dOUTのジャケットは荒木先生のCatWalkイラストが踊り、ユニクロでは荒木先生デザインのTシャツ第一弾が発売されました。かくいう僕もスデに購入済みです。2セットずつ。発売されているのはC・Dの2種でこれも十分カッコいいのですが、A・BのKQバレリーナデザイン、特に今月号のピンナップにもなっているBのレインボウバージョンは素晴らしい出来映えです。(同伴の女性は川尻しのぶだったりするのか?)
さらにさらに、先月のUJ販促で店頭配布されていたブックカバーもゲット済み(擬音バージョンとジョニィ&ジャイロシルエットバージョン)。そして2月号で出したアンケートハガキが、300名に当たるトレーディングカードコレクションながら的中ゥッ!1名に贈られるサイン入りではなかったですが、思いもかけないプレゼントでした。ああでもサイン入り欲しかった。もっと欲しかったのは複製原画ですけども!リトグリフもほしー。

 

表 裏

 

これでさらに夏にはゲームが発売し、秋には映画!?

 

いったい僕にどうしろと!?

 

 

 

【本編】

なんかもー始まる前からおなかイッパイなんですが、SBRは別バラですよ。当然です。

冒頭は追い詰められたルーシー嬢からです。射殺許可が出されているこの状況にもかかわらず、案ずるのは夫・スティーブンのことばかり。先月から引き続きますが、14歳とは思えない。涙ぐんでいる姿からは幼さの面影も見えますが、相手のことをここまで思いやれる女性はそうはいません(と思います)。間一髪で一室に逃げ込むルーシー。外の階段では大統領とブラックモアが侵入者について推測中。逃げ方、侵入経路から「スタンド使いではないこと」「身内の者の仕業」というところまでバレてしまいました。そして追跡者・ブラックモアの「情報を必ず取り返す」という固い決意表明がなされた後、彼は外からの追跡に移ります。

一方室内のルーシー。どこかしらに電話をかけた後、窓から地上へ降り立つ事を試みます。しかし3部屋ほど隣には窓から部屋を覗くブラックモアの姿が!間一髪で身を隠したものの、気配を感じ取られてしまったルーシー。ドアの外からも捜索隊が近づきます。追い詰められる状況に涙ぐむルーシー。うろたえまくるルーシーですが、決意の表情でバスルームに駆け込みます!ギリギリの所で姿は見られなかったものの、バスルームに閉じ込められてしまいます。よく見るとそこはトイレ。トイレでの災難は私のイメージじゃあない!という嘆きの涙なのかどうかはわかりませんが、追い詰められ、嗚咽するルーシー。ドア外の大統領の、「射殺許可は続行中だぞッ!」というセリフが無情に響きます。天を仰ぎ、涙するルーシー。この絶望的状況下に差し込む一条の光!


ミセス・スティール…

それをつかんで…

そのロープを……



それは芥川龍之介の蜘蛛の糸の如く天井の換気口から垂らされた一本のロープ!ロープといえば、そう!

 

 

質問文に対し質問文で答えるとテスト0点なの知ってたか?マヌケマウンテン・ティムゥッ!

 

 

そう、先ほどルーシーが電話した相手とは、ワイオミングのカウボーイ、ルックスもイケメンで、道を歩けば馬が頭を垂れる、稀代の変態的ロープマジシャンこと、マウンテン・ティムだったのです!イケメンキタ━━(゚∀゚)━━ヨ!
折りしも先月の予想でイケメンの復帰&活躍の希望をちらっと挙げたのですが、まさか実現するとは…!イケメンは未だレース続行中であると考えていた(2ndステージは着外だったから)ので、4thステージのゴールとなっているカンザスシティにいるわけがないと思っていたのですが、やはりというかなんというか、その時の負傷でレースはリタイヤしていた模様。よく見るとイケメンさまのお顔には爆裂した時のキズが残っていますね。劇画タッチの描き込みも相まってイケメンはワイルドになって帰ってまいりました!携帯電話もないこの時代、よくぞ電話の前にいてくれましたイケメンよ!

そんなわけでルーシーの大ピンチに駆けつけたぼくらのマウンテン・ティム。2度目の悪魔の手のひら体験からか、元からなのかよくわかりませんが、ロープの能力はグレードアップ!ルーシーの身体をもバラバラにして間一髪救出成功!ルーシーはイケメンの珍妙な能力を目にするのは初めてだったにもかかわらず、すんなりと受け入れてしまいました。それだけ追い詰められていたということでしょうか。
そこへ一歩遅れて入ってきた大統領一派。もぬけの殻となったバスルームで大統領の怒号が響きます。大統領は「バスルームに入ったのを見た」と言ったブラックモアを、一体どういうことなのかと責めたてます。そう、この追跡はブラックモアにとっても命懸けの追跡なのです。自分が見た事実と状況から、侵入者は2人いる可能性を示唆し再び窓から捜索に出る彼。あくまで「情報は必ず取り戻す」という信念が見え隠れしてますね!

このとき、実はスティール氏も騒ぎを聞きつけて近くにいたのでした。しかし来るなり大統領に「無関係な者は部屋に引っ込んでいろォッ!わたしがいいと言うまで一歩も外へ出るなーッ!」と怒鳴られた挙句、受付からは「さっきルーシーさんがきたよ、コレ持って」という連絡を受け、渡された2個目の弁当を持ったまま立ちつくしてしまわれました。彼の頭の上にははてながいっぱい。カリスマイベントプロデューサー、すっかり蚊帳の外です。

 

さてさて、場面は変わってどうにか難を逃れたマウンテン・ティムとルーシー。ひと段落したいところですが、どうにもイケメンの言動が怪しい。そういえば再登場当初から


「電話をありがとう わたしを思い出してくれて…」
「こうやってあなたをこの腕の中にだきしめる事ができたのですから…」
「こんなに震えている…かわいそうに…」


なんて事を言っておりました。この時は「さすがイケメン、日常会話にも口説き文句が溢れてるぜ!」とか思っていたのですが、


「あなたは他の男のものです」
「しかしあなたの役に立ちたい…」
「初めて出会ったときからずっと思っていました」
「この世のあらゆる残酷さからあなたを守ってあげたい」



と、まあ続く発言がどうにもヘヴィ。これを聞いて察したルーシー。一度目に離れた時はティムに危険が及ぶからという配慮からでしたが、二度目は「あっちょっとヤバげ?めんどくさいことになってきたかも」感がアリアリと表情に出ています。誤解させてしまったかもしれないことを告げ、あの場面で他に頼れる人がいなかったからだとキッパリと伝えます。利用するだけ利用しといてこのアマァ!危険に巻き込まれるかもって、もうデンジャラスゾーンのド真ん中だっつーの!…なんて事は微塵も言わないイケメン。それどころか、


「わたしにとっての恐怖はあなたを失うことだけです」
「わたしが旅の仕事から町に帰ったら… 笑顔で挨拶してくれるだけでいい…」
「そのためなら地獄に堕ちるのも怖くはない…」



と、マジ口説き。これには14さいのルーシーちゃんも内心「ヤッベ!」てなもんです。

ちょ、マジカンベンなんですけど! 50歳以下なんてシブさが足りないわ!
↑マウスカーソルON!

ここはさらにハッキリとさせておかねばならないと感じたルーシー。挨拶すらも出来ないことを告知し、夫スティールあってのルーシーだと言い切ります。彼女の心の中では、きっとこう呟いていたことでしょう。「それはそれ、これはこれ」と。

これを聞いてしばし沈黙のイケメン。さすがにショックだったのでしょうか。

こんなことがあっていいのか…?オレは伝説のカウボーイだぞ…!1stステージでは4位に入った…誰からも信頼されてる人格者で北はモンタナから南はテキサスまでこの大西部を駆け巡っている…ルックスもイケメンだ…いずれ大統領にもなれる…。オレは…オレは、マウンテン・ティム連邦保安官だぞーッ! やはりあのカリメロ帽子に何か秘密が…
↑マウスカーソルON! 

しかし彼の思うところは全てルーシーの事。マジ惚れもマジ惚れで、今回の出来事はスティール氏を守るためであると看破します。そして、抜き差しならない窮地に陥っているなら、ジョニィとジャイロを頼る事を進言して去っていきました。切ないっす。
しかし、確か彼はオエコモバの襲撃の折に敵の秘密を必死に伝えたと思ったら、そのままジョニィ&ジャイロ両名には置き去りにされたハズなのですが、信用できるって断言してるのはどういうことなんでしょうか。イケメンいい人だ。

この後ルーシーは座標軸の場所を確認し、自ら遺体を取りに行くことを決心します。場所のアタリもついたようで、この距離からなら一番先に見つけられると確信しての行動。そして遺体はイケメンの進言にあったジョニィに渡すべきだと直感的に確信するのです。何故かジャイロはガン無視です。切ないっす。
このとき外で物音がするのですが、何事もなかった模様。僕はてっきり天窓が開いていたので、イケメンが戻ってきて彼女を襲うのかと思いましたよ。イケメン、嫉妬に駆られて敵キャラ、しかもゲス野郎となって参戦!?いや、そんなことはありませんでしたけども。一体なんだったんでしょうね。

そんな僕の妄想を吹き飛ばすかのように、雨の中を歩くイケメンことマウンテン・ティム。「利用されるだけされました、へッとんだピエロだぜ」みたいな事を背中が物語っている気もしなくないですが、水も滴るいい男としておきましょうか。その頭上に人影がひとつ。追跡者・ブラックモアです。

 

「何の用だ…?オレの傘代わりになってくれるのはありがたいが…『無礼』という行為に相当するんだぜ…人様の頭の上に立つって事はな…ミスター・ブラックモア」

 

と、オエコモバの時にも見せたウィットに富んだトークで畳み掛けるイケメン。どうやら彼とは顔見知りのようです。ブラックモアがイケメンのところに来たのは偶然通りがかったからではなく、彼に用があったから。そう、先ほどの電話の記録を交換手から調べ、誰からかかってきたのかを問いただしに来たのです。
シラを切り通せる相手ではないと悟ったからなのか、ただ単にフラれて虫の居所が悪かったからなのかは定かではありませんが、このマウンテン・ティム連邦保安官、「なあんだ…そんな事かい…」の言葉の後に、いきなり発砲!この行為は、「愛するルーシーに降りかかる脅威を消し、影ながら守る」という愛ゆえの行動と解釈しておきますよ!
突然の保安官の攻撃を受け、初弾を喰らってしまうブラックモア。しかし追撃は雨の能力で回避し、口だけ分離させて乱心した保安官に応戦します。しかしイキナリ銃撃を受けたにもかかわらず、ブラックモアは「まだ軽い刑罰で済む」とか言って電話の主を再度問いただします。情報の奪還が一番重要な事柄とはいえ、やけに余裕と大物感がするよブラックモア。首筋に歯を突きたてられたイケメンですが、ロープで分離し、逆にブラックモアの頭部に銃口を突きつけます。絶体絶命に思えたブラックモア。ここで何を思ったのかイケメンのロープをグインと引き寄せます。引っ張られて前によろめくイケメン。すると「ズン」という鈍い音と共にそのまま不安定な姿勢で静止し、そのお顔には亀裂が…!ま、まさか!!!

 

「私の能力名は『キャッチ・ザ・レインボー』 触れた雨粒は空中に『固定』できる… 『虹』を渡るように…『ガラスの板』の上を歩くように… 雨は降りそそいでいるとは限らない」

 

なんとブラックモア、「キャッチ・ザ・レインボー」によって雨を空中に固定。それは「見えない刃」となってイケメンの顔面に突き刺さったのです。ええ!?イケメン、ま、また顔をやられてリタイヤなの!!?
かろうじて生かされていたイケメン。情報を聞き出すためにブラックモアは敢えてそうしたのですが、質問に回答する猶予はジョジョファンにはおなじみ、「2秒」間。誰かからもらえる時間は大概2秒と相場が決まっています。ブラックモア、三度目の問いかけです。「誰から電話をもらったのですか?」

「本当に僕の命は助けてくれるのか…?」となびくそぶりを見せておいて、「だが断る」と言うのかと思ったら、そこはマウンテン・ティムです。

 

「ベッドの上で死ぬなんて期待してなかったさ」
「オレはカウボーイだからな」
「帰る所が欲しかっただけさ………」
「旅に出たら帰る場所がな…………」

 

 

号泣です。誰にもピエロなんて言わせないよ。
伝説のカウボーイ。そんな彼が求めていたのは、帰るべき場所。心の故郷。ただ、それだけだった。しかしその望みも潰えた今だから、最期にスキマからこぼれた本音の欠片。けっして会話が成り立たないアホの一人になったわけじゃないさ。ウワァァ━━━━━。゚(゚´Д`゚)゚。━━━━━ン!!!!

イケメン、本当にカッコ良かった。君の事は忘れないよ。せめて来世で、幸せになってくれ。

 

 

 

マウンテン・ティムを始末したブラックモア。肝心の情報への手がかりすら掴めなかったのですが、イケメンの懐が妙に濡れていることから、脱出させた侵入者は、雨に濡れた頭部がそのあたりに来る小柄な人物=「女」という事に気付きます。なんてこった!イケメンが必要以上にハアハアしていた事が仇になってしまいました。そして出掛けに、スティール夫人が夫に弁当を届けに来た事を思い出します。スティール自身不思議に思っていた様子、2つあった弁当。これらから侵入者は「ルーシー・スティール」であったとほぼ断定。標的を絞り捜索を進めると、お馴染みの双子の進行役からルーシー夫人は一時間前に馬で出かけたという情報を入手。。この時双子に尋ねる言葉が「捜査中ですッ!ミセス・スティールを見かけませんですか?」なのが実にベネ。焦りすぎだよブラックモア。しかしここまでずっと冷静だったブラックモアがここまで取り乱す様子は、事態の逼迫さを醸していてとてもいいと思いますよ!ルーシーがこの雨の中を出かけていった事を聞き、推測は確信に変わります。文字通り飛ぶ様に追跡を開始するブラックモア!

その頃ルーシーは目的の場所に到達し、なんと遺体もゲットしていました。しかしジャイロやDioのように取り込む事はしていないようです。適合者でないからなのかはわかりませんが、ここから遺体をジョニィに届けようにも彼らがここに来るにはまだ6~7時間もかかるとのこと。その5分前を走るDioにしても一緒です。
遺体は手に入れたものの、そんな状況から途方にくれるルーシー。
するとその腕に喰らい付くハグキがひとつ!

 

「スイませェん…ルーシーさん 何してるんですかこんな岩陰で…」
「何持ってるんです?それですよ その胸の内側の『包み』…!?」

 

一時間のアドバンテージがあったはずなのに、もう追いついたミスター・ブラックモア!ジョニィ&ジャイロ、Dioでさえまだまだ地平線の彼方!一体このピンチをどう切り抜けるのか!?もう来月号が待ち遠しいゼ!

 

 

 

ルーシーの危機的状況。腕にハグキが喰らい付いているこの異常事態。オジイちゃんの入れ歯だとしても、14さいの女の子にはキツ過ぎますよ。冗談はさておき、ルーシーはどうやってこの状況を切り抜けるのか。唯一ともいえるイケメンという復活キャラが散った今、最早外部の助勢は期待できません。まさかここでウルムド・アヴドゥルが復帰したらちょっとたまげる。いや、かなり。そんなウルムドがいたとしても魔術師の赤が使えるわけでも仲間でもなく、そうするとやはり自分の力で切り抜けるほかはありません。(スティール氏が感づいて追ってきている可能性もなくはないですが、来たところでどうしようも…)。
しかし相手はイケメンをも屠った程の猛者。ただの14歳の幼な妻であるルーシーに、対抗手段があるとは思えません。(スティール、ティムと大の男を手玉に取った魔性さでなんとかなるか…?)
となると、残っているのは手に入れた「脊椎」部分。これしかありません。つまり、能力開花して、「ルーシー VS. ブラックモア」。一体どんなバトルになるのか!?イケメンの仇という事は知る由もないルーシーですが、そのあたりの事も絡めたストーリーを期待してしまいますね!そうなるとブラックモアの敗北は決定的。決着が着く頃にはきっと嵐は過ぎ去り、晴れ渡った空には虹が架かる描写であると思います!で、空にイケメンの面影!これしかなーい!

 

 

 

【ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド ゲーム情報】
またもゲーム開発続報ッ!
ポージングをマスターしたレポーター黒瀬。ゾンビ相手に余裕ブチかましていた所に強敵出現!それは東洋人の薬売り・ワンチェンと、殺人鬼・ジャック・ザ・リパーだッ!絶望ォーに身をよじれィ虫ケラどもォー!
こいつらは名前持ちキャラという事もあってカナリの強さらしい。それをどう攻略するか!?そのヒントになるのが佐々木氏の言っていた戦いの思考その①「ヒートゲージを上げて戦え!」
ヒートゲージとはまさに震えるぞハート燃え尽きるほどヒート!そのヒートゲージがMAXになると繰り出せるのが大技「山吹色の波紋疾走」!カラー画面で拝めないのがまったくもって口惜しい!
来月はキャスト声優が明らかに!ディオの声は誰なのか!?ジョナサンの声は誰なのか!?ツェペリさんの声は誰で、ダイアーさんの声は一体誰なのかッ!?これは重要なファクターなので要注目だッ!!!

出典) 『STEEL BALL RUN』 荒木飛呂彦/ウルトラジャンプ・集英社

ブラボー…おお…ブラボー! 最初ブラボタンにしようと思ったけど、なんかやらしいからやめたんだぜ

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