2006UJ03月号SBR感想 『#11 大草原の小さな墓標③』

| 2006.02.19 (Sun) 11:57 AM | [SBR感想, [荒木IZM] | ←前■TOP■次→ |

ゲーム情報続報!今月はツェペリさんがグォン!と登場だッ!

期待の開発画面は、「座ったままの姿勢!膝だけであんな跳躍を!何者!?」のシーンが添付されています!
この分だと「メメタア」も絶ッ対!100%の確率で再現されているでしょう!バンダイさん、期待してますぜ!

【本編】
本編は敵方のダンディこと、リンゴォ・ロードアゲインの過去話から。

幼き日のリンゴォもまたご多分に漏れず不幸な幼少時代を送っていました。父親は戦場を脱走し、後に捕らえられ牢獄で病死。裏切り者のレッテルを貼られた一家が落ち着ける場所はなく、各地を転々とする生活。しかも当のリンゴォはむやみやたらに病弱で、寝ているだけで肘をスリムイたり口の中を切ると呼吸困難になるほど。そういえば、彼のスタンド「マンダム」は管やらなんやらが出ていて、まるで人工心肺装置のようでした。ここらあたりからデザインがきているのでしょうか。

そんな子供時代を送っていた、10歳のある夜。目を覚ますと傍らには見たこともない大男が。そしてその背後では折り重なって倒れる母と姉。絶望が脳裏を過ぎりますが、本当の絶望はここからでした。この男、母とか姉とかいたにもかかわらず「ハダが美しい!」とか言ってリンゴォに襲い掛かってきましたよ!うわあ、こういう意味なの男の世界って!スキを見て相手の銃を奪うも、こんな時に鼻血ブー&呼吸困難!ウッカリ銃を床に落としてしまいイーブンな状況になりましたが、一瞬リンゴォが早かった!
公正な闘いを乗り越えた彼の虚ろだった目には決意という光が宿り、鼻血も止まり、皮膚には赤みがさしました!まさに「オレはアポロ11号」状態。それ以降、彼の心にはさわやかな風が吹き、それは胸の中を満たしてくれました。

 

公正なる闘いは内なる不安をとりのぞく

乗り越えなくてはならない壁は『男の世界』

彼はそう信じた…… それ以外には生きられぬ「道」

 

ここの場面がカッコ良すぎですよ、リンゴォ・ロードアゲイン。ページまたぎなのでスキャンできませんが、全てを背中で語る、『男の世界』。うーん、マンダム…!

 

一方、外にはキズを負ったジャイロ。家の中へ連れ込まれたジョニィを救うべく(深い意味はありません)、単身乗り込む決意をします。そこに現れたのは父・グレゴリオのヴィジョン。彼は心の動揺をもたらす感傷というものを排除できないジャイロには勝てないと告げます。感傷を捨て、任務を全うすることこそがツェペリ一族に課せられた使命であると語りますが、ジャイロはそういったものを受け入れるには、すべからく「納得」が必要だとこのレースに参加したのです。「納得」することこそ全てに優先であると考え、決意を新たにしたジャイロはもう負け犬ムードではありません!『勝利』の感覚が見えて来たッ!

鉄球アイで家の中をスキャンし、状況を探ります。家の中では左腕のミイラを奪取すべく連れ込まれたジョニィですが、なんか色々まさぐられた形跡が!ジョニィ、ピーンチ!リンゴォに身体を探られ、カンザスシティへの地図とTURBOの二進数の謎を解いた紙を見られてしまいました!おまえ間抜けかァああああーっ!なんで二進数の紙を捨ててないんだ!もうゆっくり食われるなり卵産み付けられるなりしなよ!んもう!

そんなジョニィを救出すべく覚悟を決めて鉄球を投球するジャイロ。それは家の壁をブチ破り、リンゴォの頭に見事命中。しかしこの人は脊椎反射で竜頭をイジるように訓練されてるんでしょうか、喰らった瞬間にマンダム発動!時は戻り、6秒前の世界へ。しかし今の一球はリンゴォの弱点を探す為でありました。弱点が左鎖骨と判明し、そこを狙って半身不随→心停止を目論むジャイロ。間合いを詰め、一触即発の状況の緊迫の場面です!

一呼吸の後、劇的に動いた二人!互いの攻撃は互いの急所に寸分の狂いもなく命中!お互い致命傷でしたが、リンゴォは半身不随の心停止に陥りながらも、右手で銃を発射し右手の時計の竜頭をカスらせるという神業を披露して世界は6秒前に戻り、再び一騎討ち!

このままミス待ちの闘いになるかと思われましたが、そこは精神的動揺によるミスは絶対無いこの二人。エンドレスな様相を呈してきましたが、しかしここでマンダムの特性、記憶は元のままという部分が活きた!リンゴォは次戦で左鎖骨をガード!それゆえジャイロへの銃撃も一発で仕留めるには至らず、続く2撃目にトドめを賭けるリンゴォ。勝利を確信したリンゴォでしたが、一撃目の記憶は元のままというのを利用したのはジャイロもそうだった!突入の時に巻き上げた木片を記憶していて、今回はそれを弾く投球を試みていたのです。その弾いた木片はリンゴォの鎖骨に命中しており、リンゴォの身体を麻痺が襲いました。まさに一手のミスが全てを左右する闘い。一度の経験で相手を如何に上回るかが問われた一戦だったと言えましょう。

しかし記憶がそのままなら、何度も繰り返すのは死ぬ死なないよりも痛ェーんだよまだちくしょうッ!の世界だったのですねきっと。なんせ6秒前の話ですからね!そんなゴールドエクスペリエンス・レクイエムのような体験をするならば、死ぬほどの激痛を何度も味わいながら最高の一撃を繰り返してミスを待つよりも何かしら策を打ったほうが賢明でした。結果はともあれ。

そんなこんなで勝負は決し、ジャイロは納得できたので決着は着いたと見ていたのですが、男の世界は一味違う。「だから対応者だと言うのだ」と告げ、続けて「『光の道』を見ろ…進むべき『輝ける道』を」。

 

オレはそれを祈っているぞ そして感謝する

 

そして完全なる決着へ―――――

ザ・”男”・ワールド!

 

まさに男の世界。
今話はイジるにイジれませんでした。


この闘いがジャイロにもたらしたものはなんだったのか。
真の勝利を得る為の「男の価値」を、一族にまとわりつく「感傷」と共に感じ、自らが求める「納得」をひたすらに追い求める「気高き飢え」を身に付けたであろうジャイロ。
大きな「生長」を得て前へ進みます。4thステージもいよいよ佳境に入ってまいりました!

 

P.S.
それにしてもUJはスゴいです。描写の内容がかなり広くなったのもそうなのですが、特典が毎月スゴい。先月はトレーディングカードコレクション(しかも各タイトルに対して1名様にはサイン入り)、今月は直筆サイン入りのモノクロ複製原画ですよ!しかもパネル額装済み。いやもうメッチャ欲しい。欲しい欲しい欲しい。1通に願いを込めて、どうか当たりますように…!

出典) 『STEEL BALL RUN』 荒木飛呂彦/ウルトラジャンプ・集英社

ブラボー…おお…ブラボー! 最初ブラボタンにしようと思ったけど、なんかやらしいからやめたんだぜ

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