2006UJ02月号SBR感想 『#10 大草原の小さな墓標②』

| 2006.01.19 (Thu) 11:54 AM | [SBR感想, [荒木IZM] | ←前■TOP■次→ |

Oh!GOOD NEWS!!!

今秋に「ジョジョの奇妙な冒険第一部 ファントム・ブラッド」が映画化されることはジョジョファンの間で昨年から囁かれていたことですが、なんとビックリ!それに先駆けて夏にファントム・ブラッドがゲーム化するッ!!!

昼ドラも真っ青の、ジョースターとブランドーの因縁!この世に生まれ出でて四半世紀ッ!WRY!

 

 

その開発画面を見る限り、恐ろしいまでのリアリティ!ここのところ1部から遠ざかっていたせいかジョナサンを見たときにケンシロウかと思ったのは秘密です。そうですよ、この丸太のような脚こそ原点・第一部ゥ!
ところでゲーム化といえば、カプコンの実績が光ります。ジョジョ好きが骨の髄まで納得させる出来映えを、アーケードで、家庭用で余すところなく発揮してくれました。第五部の黄金の旋風に至っては2Dの雰囲気を壊すことなく3Dにするという偉業を達成!とくれば、否が応にも期待は高まるってモノです!

そこで今回の発売元を見てみるとォー

 

株式会社バンダイ

 

ちょっと待ってみようか。確か、僕の記憶が確かならば…(ゴソゴソ)



…あ、あったあった。

オラッオラッ物議だらけのSFC版

 

そうそう、ジョジョファンの中でなかったことになっているSFC版。(ネタ的にはアリアリ
原作ほんとに読んだのかと(コネタばっかり再現されてますけど)ツッコみたくなるクオリティを実現した、悪名高きコブラチーム製作のこのゲームが確か…

 

何もかもが未体験の超新感覚RPGだ!左下に何かを見つけたぜスケッチさせてみよう

 

 

 

そ、そんな…まさか!

 

 

まさかあの失態は本当になかったことになっているのか!?
6秒戻したくらいじゃあ取り返しがつかないんですけども!

これは期待していいものか?どうしたものか!?
とにかく開発画面からは迸るほどのジョジョ熱が感じられるのでそのあたりに期待して待つことにしましょう! 人間賛歌は勇気の賛歌ッ!

【本編】

ジャイロ・ジョニィ・パンツのパーティが果樹園を脱出すべく共に行動しています。足跡を辿る方法はすでに何度も行き来をしている為使えないので、木に「J」の印を刻んでいくことにしたようです。「J」とは勿論ジョースターの「J」。「J」の上部の棒で矢印を形成、なかなかオサレですが何故普通の矢印にしないのか。ジョニィ自身の筆跡にした事を誇示する意味合いなのでしょうけど、結果どうなったかというとあっちもこっちもジョニィ印に!

そうなんです、結局また戻ってきてしまい、印も何故かとりとめのない方向を指し示し役に立たず。ますますパニックになる一行。ここでパンツが、キーはやはり小屋の男、そしてスタンド攻撃を受けていると断定します。そこで脱出を試みるのではなく、どうダンディを倒すかの取り決めを提案。自らが背後に回り、奇襲をかける作戦を持ちかけます。どう後ろに回るのかと思ったら、なんと自らの左手をスプレー化しそれをスプレー缶ごと射出。グジョグジョになった左手は小屋の上で固形化。グロイ、グロイよ!この能力名は「クリーム・スターター」という模様。僕のイメージでこのスプレーは、パーティとかで使う発泡スプレーみたいなのなんですが、他の人はどうなんでしょうね。溶けた肉とか言われてもピンときません。「虫食い」の時もそうだったけど、荒木先生はこういうのを実際に見て描くんでしょうかね。それにしてもスゴイ発想力です。兎に角これで奇襲の準備は整ったことになりました。

 

ダンディと対峙するジョニィとジャイロ。ジャイロがダンディに目的と所属を問いただします。
しかしここでダンディ節炸裂!というか、ここからはもうダンディ・オン・ステージ。実際のところカレはスゴかった!彼は虚ろな瞳は決意を含む漆黒の意志を見透かし、その漆黒なる意志による殺人・決闘によって自身の「生」長を試みる修験者でした。

名を「リンゴォ・ロードアゲイン」。能力名は「マンダム」。ほんの6秒、時を戻すことの出来る能力で、発動には腕時計の竜頭で秒針を6秒戻せばそれがスイッチとなる。戻した時間軸でも記憶はそのまま残り、「戻してから6秒以上経過していること」が発動条件となっている。
果樹園から脱出できなかったのは、背景を正確に判別できない林内でこの能力を使用されていたからでした。(道に関係なくまっすぐ進めば出れるんじゃないの?というツッコミはおいといて)

「生」長を促すのが目的なので、自身の能力を明かす「公正さ」もまた彼のルールのようです。それによって開かれる「男の世界」!(マンダムだけに)。久々に登場した「策」や「術」を使わない正統派スタンド使いってヤツです。(術は使うのか…?)

リンゴォから決闘者としてのダメ出しを喰らったジャイロを尻目に、パンツは無関心を装って奇襲!クリ-ム・スターターの攻撃はリンゴォの右手を切断!ジョニィが追撃をしますが、リンゴォの動きが一瞬早い。落ちた右手の時計の秒針を操作し能力発動!

 

「うう~~~ん マンダム!

 

とは言いませんけども、ここは何か決めゼリフが欲しかった!
マンダムにより時間が6秒戻され、クリ-ム・スターター攻撃前の世界に。攻撃の軌跡は読まれ、パンツの左手はベチョッと落ちたところを的にされました。ひょっとして彼もイケメンと同じ末路!?
マンダムは全ての人に公正に時間が戻る上に、ほんの6秒なので使いどころが難しそう。しかしそれを使いこなすリンゴォ。恐るべしマンダム!リンゴォには常に余裕が見えますが、これは時が戻せるという事実の上にある余裕ではなく、死に直面した限界ギリギリの駆け引きで「生」長しようという信念がもたらす冷静さがそうさせているのです。彼だって致命傷を負ったらおしまいですしね。つまり、そこのところが彼のスゴみであり、これがこの後、漆黒の意志を持って立ち向かったジョニィ、そして追撃に出たパンツをも返り討ちにしてしまう要因となったと言えましょう。
しかし強いですね、リンゴォ。能力を使ったのは初撃をかわす時のみ。あとは精神力と現実の射撃の腕でスタンド使い3人を返り討ちとは。ジャイロに対しては「うすら汚らわしいどっ!」とまで言い放ち、意志を持つまでは止めも刺さずしかもバトルでも致命傷を与えず、覚悟を持って再び立ち向かってくる様にまで仕向ける余裕。現段階ではジャイロは完敗です。


しかし鉄球の転がりから距離を測定し、ジョニィの生存を確認。意志さえ持てば、殺しの知識はツェペリ家直伝です。もちろんパーティ内でNo.1。その彼が、「漆黒の意志」を瞳に宿らせ、次号「男の世界」へ突入ゥッ!

 

P.S.
ジョニィがアタマを撃たれた時には、また「つまりのけぞった」とか言ってアタマの皮膚と頭蓋骨をほんのちょっぴりケズりとっていったのかと思ってたのですが、なんとクラフトワーク発動とは(笑)。3発も喰らってましたが、同じ場所に喰らってないのでセーフなんでしょうね!

出典) 『STEEL BALL RUN』 荒木飛呂彦/ウルトラジャンプ・集英社

ブラボー…おお…ブラボー! 最初ブラボタンにしようと思ったけど、なんかやらしいからやめたんだぜ

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