2005UJ12月号SBR感想 『#8 湖を越えろ』

| 2005.11.19 (Sat) 12:00 AM | [SBR感想, [荒木IZM] | ←前■TOP■次→ |

遂に危惧していた事が現実のものとなってしまいました。

 

「Dioが狙うのは総合6位・36Pの『ジャイロ・ツェペリ』だッ!ぴったりと喰らいついていますッ!」

 

 

 

ジョニィ、ショーーック!

 

 

 

やっぱキタよ、この三角関係!
Dioの左目ジャイロの右目。タマタマ(眼球ね)を奪い合う骨肉の争いが今ここに!

 

そんなドロドロの3rdステージもいよいよ佳境に。ゴール前に広がる湖を越えるにあたって、どのルートで行くかが駆け引きになってきます。ノリノリの解説者によると、

「湖の『右』へ行くと水辺を周り!起伏はありませんがゴールまでの距離は2400mと結構長いッ!『左から周る』と!ゴールまで700m短い1700mだが断崖道となっておりアップダウンは今まで以上に激しいぞッ!」

だそうですが、いやにテンション高いですね。最後、オチ的にはアレなのに…

 

とにかく、左へ行くのはサンドマン。そしてポコロコ。右へ向かったのはドット・ハーン。バーバ・ヤーガとガウチョも右のルートを選択しました。「馬をいたわろう」と言い出したジョニィは右のルートを推奨します!ジャイロに「左って言うなよ!」と釘も忘れずに刺しますよ!しかしジャイロが選択したのは湖を渡る真ん中のルート。水深が浅いことから判断しての選択でしょうが、馬はあまり泳ぎが得意な動物ではないので、これはどうなんでしょか。

これに躊躇したジョニィ!その隙を突いて湖に飛び込んだもう一頭!

 

Dioさまだッ!

 

スタンド能力を早くも理解し勝負への直感から、このステージのキー・パーソンはジャイロとの狙いを絞り、完璧なマークマンと化たDioさまが単独ジャイロの後を追います!恐竜化の能力(スケアリー・モンスターズでいいのかな?そうすると博士可哀想だなあ…フェルディナンド博士。)の知覚の部分をフル活用し、それに加えての洞察力と馬の癖を読む能力は、数分先の未来まで予測可能にッ!その正確さは水中にある段階から上陸後、遥か遠くにある小枝をヴァルキリーがどちらの脚で踏むかまでを完璧に予測!「見るんじゃあなく観ることだ 聞くんじゃあなく聴くことだ」という格言を実践するとここまでになるのかッ!

兎にも角にもジャイロとDioを二人っきりにするわけにはいかないジョニィ。

 

「くそっ 『いやならついてくるな』…そういうつもりか?くそっジャイロ…!」

と、しぶしぶながら湖中へと歩を進めます。ここまではいつもの展開だったのですが、途中でジャイロは発した一言によって、ジョニィの態度は豹変。

 

「オレは勝つためにこのレースに来た!祖国(でマイハニー)が待っている!

 

昔の恋人をグチグチ言うジャイロに遂にジョニィがキレました。しかもキレ方がまた極端ですよ!

 

「君はDioには勝てないッ!ぼくにはわかるんだ あのサンドマンにも勝てない…経験でわかる…」


何の経験だ(笑)。なんかもー、ここでハッキリしないなら僕はDioのところへ行く!という風にも聞こえますよ。強い男がスキなのさ(笑)ハングリーさが足りないという事を告げて、踵を返し岸へと戻っていくジョニィ。

 

「なんだとお………」

 

というジャイロのショックっぷりが劇的です。まるで、今まで何やってきても許して付いて来てくれた彼女に、ちょっとやりすぎて愛想尽かされちゃったような。しかもオマケにキツい一言を浴びせられて。いや、ホントにそんな感じなんだろうけどねw

しかし去っていくジョニィの思惑は、また別のところにありました。少しずつでも、ジャイロの成長を見たいから、という人間的成長を求めるものだったのです。いつまでもコドモじゃあ結婚なんてできないわ!みたいな感じ?(違う)

 

 

そんな心を知る由もない傷心のジャイロは、誘われるがままにDioの誘いに乗ってしまいます!

分かってない、分かってないよジョニィの乙女心を!

ツンツンしながらも、ホントは後を追ってきて欲しいジョニィ。でもプライドを傷つけられたジャイロは追いません。これじゃあ、後になって「どーして追ってこないのよ!」とか言っちゃったりなんかしてひと悶着は必死の展開。

しかし追わなかっただけならまだしも、ここでジャイロが取った行動はといえば、湖畔から出るや否や

 

 

「馬から荷物を捨て始めたぁぁーーッ!そして服も脱ぎだしたーーーッ!」

 

 

ここで脱ぐのかーーー!!!Σ(゚Д゚;

 

 

そんな半裸の状態で、(ジャイロが)猟犬のようにウサギ(Dio)に襲い掛かりますッ!(ええー!)

 

おいおいおいおいジョニィも見てるんだろ!

もう三角関係どころか、修羅場にまで発展しそうです!
ツェペリをめぐって、Dioとジョースター、因縁の対決!?

 

 

 

…ヤバイ止まらないよ。ちょっとこの路線で悪ノリしすぎましたかねw。別の漫画になっちゃいそうなんで、ここらで軌道修正をば!

 

 

レースはクライマックス!小枝を踏んだ時点で前に出ていれば追い抜くことは出来ない、という予言どおりに逃げ切り体制のDioさま。猛追を見せたジャイロの脚色は鈍り、次いでやってきたポコロコに差され、ドット・ハーンにも迫られて失速していきます。もうこれまでか、と思われた瞬間、鉄球が回転!ジャイロに回転のエネルギーを伝え、ジャイロの体から水分を搾り出していきます!その量たるや、相当なもの。解説者は「スゴイ汗」で流しましたが、アルプスの天然水を飲んだ直後の涙の如く、若しくは「チャンプ」っーつぅ映画を見た億康のような、ほとばしるほどの汗の量!その分軽くなった分でスピードアップを図るジャイロ!ヴァルキリーがそれに応え、Dioを抜き去った!その瞬間!Dioのノドから蠢く物体!そう、「胃石」だッ!これを吐き出してヴァルキリーの脚に命中させ、バランスを崩したDioさま!馬に対しては紳士であるはずのDioさまにあるまじき行為!やはり、勝てばよかろうなのでしょうかッ!?体勢が崩れたジャイロ!迫るDio!あと30m!10m!

 

ゴォーール!

 

 

ジョニィ・ジョ-スター!

 

 

なんだッてぇぇぇぇーーー!!?Σ(゚Д゚!

 

3rd.STAGE優勝はジョニィ・ジョースター!
なんということ、これでジョニィはこれまでのステージで全て、ジャイロに先着しちゃってますよ!これではますます険悪ムードになるのだろうと思っていたら、ジャイロはそれなりに納得しちゃってます。もっとハングリー精神を出さなくては、とジョニィの助言を受け止め、見習おうとしています。二人の絆は思った以上に堅いものでした。

 

 

しかしここでアナウンス。

「余談ですが、湖越えのデッドヒートを制したのはジョニィ・ジョースターなのですが、遡ること一時間前に「ホット・パンツ」選手がゴールを単独で通過して優勝しております。」

 

 

なんだッてぇぇぇぇーーー!!?Σ(゚Д゚!

 

この驚愕の事実に三者三様に驚いていた面々ですが、一番驚いていたのはほかならぬDioさま!自分より上位に来る田舎者がまた一人いたことがショックだったのでしょう。内心一番ガックリきてるのはジョニィだろうけども。でももしここでジャイロが一着入線でこの展開を迎えたら、どんなリアクション取ってくれたんだろう。。。真っ白になっちゃうんじゃないかw

 

 

その注目の人物「ホット・パンツ」はというと、すでに4th.Stageを開始しており、一時間前に通過した事実とタイムボーナスを合わせると、結構有利な状況にあるといえるでしょう。腰に手を当てて「ホット・パンツ!」って叫ぶくらいには余裕です。(叫んでるわけじゃないのか)

出典) 『STEEL BALL RUN』 荒木飛呂彦/ウルトラジャンプ・集英社

ブラボー…おお…ブラボー! 最初ブラボタンにしようと思ったけど、なんかやらしいからやめたんだぜ

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